「ワーホリ中のお金管理って、どうすればいいの?」
私は2017~2019年にかけて、ニュージーランドとオーストラリアでワーキングホリデーを経験しました。現地銀行口座はANZとCommonwealth Bankで開設し、VISAカード1枚を日本から持参。基本は現地銀行口座のカードを使用し、緊急時はカードという使い分けをしていました。
しかし、海外キャッシング機能を契約していなかったため、所持金10ドルまで追い込まれました。本記事では、現地銀行口座の開設方法やATMでの現金引き出しの注意点について解説します。クレジットカードの使い方や交通ICカードのチャージ方法など、ワーホリ中のお金管理についても解説。
2017~2019年の実体験をもとに、失敗から学んだ教訓もお伝えします。ワーホリ前に準備すべきことを知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
お金管理で後悔しないために準備すべきこと

お金管理で後悔しないために準備すべきことについて、下記の3点をお話しします。
- 渡航前に行うべき3つの準備
- 現地での使い分けルール(私の実例)
- 実際に所持金10ドルになって学んだこと
渡航前に行うべき3つの準備
渡航前に準備すべきことは、下記のとおりです。
- 現地銀行口座の開設方法を調べる
- 海外キャッシング機能を契約する
- 為替レートの基礎を理解する
現地銀行口座の開設方法は、渡航前に調べておきましょう。必要書類(パスポートやビザ、マイナンバー、住所証明)を準備しておけば、到着後すぐに開設できます。私は到着後すぐに口座を開設しましたが、事前に調べていたおかげでスムーズに手続きできました。VISAカードの海外キャッシングは、渡航前に契約しておきましょう。
私は契約していなかったため、所持金10ドルまで追い込まれたときに使えませんでした。詳しくは下記の記事をご覧ください。
【ワーホリ渡航前は必見】VISAカードの海外キャッシングが必要な話
為替に関する基礎知識も、事前に理解しておくのをおすすめします。私は当時まったく調べておらず、両替方法によって手数料が異なることを後で知りました。事前に調べておけば、損失を減らせた可能性があります。
現地での使い分けルール(私の実例)

基本的に現地銀行口座(ANZやCommonwealth Bank)のカードを使用して、私は生活していました。緊急時はVISAカード、交通費はICカード(AT HOPやmyki)を利用していました。現地銀行口座から必要な時だけATMで現金を、週に1回まとめて引き出すパターンが多かったです。
バックパッカーなど不特定多数がいる環境では、盗難リスクを考えて現金は最小限にしていました。VISAカードは緊急時の保険として持っていましたが、海外キャッシングを契約しておらず、困ったときに使えませんでした。ICカードはチャージ方法を事前に調べていたので、スムーズに利用できたのを覚えています。
実際に所持金10ドルになって学んだこと
お金管理の失敗は命取りです。私はメルボルンのファーム労働で週61ドルの赤字が続き、貯金がみるみる減っていきました。結果、所持金10ドルまで追い込まれ、アルバイト先で600ドルの前借りをお願いする羽目になりました。詳しくは下記の記事をご覧ください。
メルボルンで所持金10ドルにまで追い詰められた1か月サバイバル記録
複数の選択肢を持つことの重要性を痛感しました。現地銀行口座だけでなく、海外キャッシングや親からの送金手段など、緊急時の選択肢を複数持っておくべきです。事前準備が成否をわけます。日本でしかできない準備を怠ったことが、所持金10ドルという最悪の事態を招きました。
現地銀行口座の開設とATMでの現金引き出し

現地銀行口座の開設とATMでの現金引き出しについて、下記の3点をお話しします。
- ニュージーランド:ANZ銀行ATMの利用
- オーストラリア:Commonwealth BankのATM利用
- ATM利用で私が気をつけていたこと
ニュージーランド:ANZ銀行ATMの利用
ニュージーランドのANZ銀行のATMは24時間利用でき、手数料は無料です。操作は簡単で、カードを挿入して暗証番号を入力し、引き出したい金額を選ぶだけです。当時は他行ATMでも主要銀行間で手数料無料の合意がありました。私はANZ銀行以外のATMもたまに使いましたが、手数料を取られた記憶はありません。
オークランド市内には至る所にATMがあったため、現金が必要なときはすぐに引き出せました。
※2017年当時の経験です。現在の手数料体系は変更されている可能性があります。最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。
オーストラリア:Commonwealth BankのATM利用

オーストラリアでも基本的な操作はニュージーランドと同じです。Commonwealth Bankは国内最大規模で、ATMは4,000基以上あると言われています。メルボルン市内でもコンビニや駅構内など、どこでもATMを見つけられました。当時、オーストラリアの4大銀行のATMは相互に手数料無料だったと記憶しています。
Commonwealth BankのATMが見つからないときは、他の大手銀行のATMでも引き出せました。操作画面は英語ですが、シンプルな指示に従えば問題ありません。「Withdrawal(引き出し)」「Savings Account(普通預金)」を選んで金額を入力するだけです。
※2017~2019年当時の経験です。現在は手数料体系が変更されている可能性があります。最新情報は各銀行でご確認ください。
ATM利用で私が気をつけていたこと
ATM利用で気をつけていたポイントは、下記のとおりです。
- 必要なときだけ引き出す
- バックパッカーでは現金の扱いに注意する
- 1週間分の生活費をまとめて引き出す
バックパッカーに滞在していたとき、共有冷蔵庫から食料を盗まれた経験があります。現金を部屋に置いておくのは危険だと判断し、必要最小限だけ引き出すようにしていました。財布の中身も常に確認し、大金は持ち歩かないようにしていました。ATMの周囲に不審な人がいないかも確認した記憶があります。
海外では日本より治安が悪い地域もあるため、警戒心を持つことが大切です。
※2017~2019年当時の経験です。最新の手数料や利用条件は各銀行でご確認ください。
クレジットカード(VISAカード)の使い方

クレジットカード(VISAカード)の使い方について、下記の3点をお話しします。
- デビットカード感覚での利用ルール
- VISAカードが役立つ場面
- クレカとデビットの違いを理解する
デビットカード感覚での利用ルール
日本から持参したVISAカード1枚を、デビットカード感覚で利用していました。口座残高以上は使わない方針で運用していました。クレジットカードは後払いのため、使いすぎるリスクがあります。私は「今、口座にあるお金の範囲内でしか使わない」というルールを自分に課していました。
基本的には、現地銀行のデビットカード(ANZ、Commonwealth Bank)を使用していました。デビットカードは口座から即座に引き落とされるため、使いすぎる心配がありません。
VISAカードが役立つ場面

VISAカードが役立つ場面は、下記のとおりです。
- 緊急時の海外キャッシング
- 現地口座の残高が不足した時の保険
- オンラインでの支払い
緊急時の海外キャッシングは、本来なら役立つはずでした。しかし、私は契約していなかったため使えませんでした。所持金10ドルまで追い込まれたとき、「海外キャッシングを契約しておけば」と何度も後悔たのを覚えてます。海外キャッシングについては、下記の記事で解説しています。
【ワーホリ渡航前は必見】VISAカードの海外キャッシングが必要な話
現地口座の残高が不足したときの保険としての、VISAカードは心強いです。オンラインでの支払いにおいては、カードが必要な場面もありました。
クレカとデビットの違いを理解する
クレジットカードとデビットカードの違いを理解しておくことは大切です。クレジットカードは後払いで、利用限度額があります。使った金額は翌月以降に口座から引き落とされるので注意しましょう。使いすぎるリスクがある反面、現金がないときでも支払いができます。デビットカードは即時引き落としで、口座残高が上限です。
使った瞬間に口座から引き落とされるため、使いすぎを防ぎやすいのがデビットカードの特徴です。口座残高以上は使えないため、計画的な支出管理を行えます。私は計画的にデビット感覚で利用していました。「口座残高以上は使わない」というルールを守ることで、借金を抱えるリスクを避けていました。
現金管理のリアルな実態【盗難リスクと必要な場面】

現金管理のリアルな実態について、下記の2点をお話しします。
- 現金をあまり持たなかった理由
- 現金が必要だった場面
現金をあまり持たなかった理由
バックパッカーでの盗難リスクを考えて、現金は最小限しか持ち歩いていませんでした。不特定多数がいる環境では、盗難のリスクが常にあります。実際にバックパッカーに滞在していたとき、共有冷蔵庫に入れていた食料を盗まれた経験があります。食料すら盗まれる環境で、現金を部屋に置いておくのは危険だと判断しました。
必要なときだけATMで引き出すようにしていました。週に1回、1週間分の生活費をまとめて引き出すパターンが多かったです。財布の中身も常に確認し、大金は持ち歩かないようにしていました。
現金が必要だった場面
現金が必要だった場面は、下記のとおりです。
- 宿泊費やシェアハウス代の支払い
- スーパーでの買い物
- レストランやカフェ
宿泊費やシェアハウス代は、現金で直接手渡しするケースが多かったです。バックパッカーでは、受付で現金払いが基本でした。スーパーでの買い物は、基本はカードで支払ってましたが、現金で支払うこともありました。一部のレストランやカフェでは、現金でしか支払えない場所もあります。
交通費の支払い方法【ICカードのチャージ方法】

交通費の支払い方法について、下記の3点をお話しします。
- ニュージーランド:AT HOPカードの使い方
- オーストラリア:mykiカードの使い方
- ICカード利用で気をつけたこと
ニュージーランド:AT HOPカードの使い方
AT HOPカードは、ニュージーランドのバスや電車、フェリーで共通して使えるカードです。日本のSuicaやPASMOのようなものだと考えてください。チャージ方法は駅のTop-up機械や一部コンビニ、オンラインで行えます。私は主に駅のTop-up機械でチャージしていました。
最低チャージ額は10ドルで、手数料が25セント(2017年当時)かかりました。使い方は簡単で、乗車時と降車時にカードリーダーにタッチするだけです。
※2017年当時の情報です。現在の料金やチャージ方法は変更されている可能性があります。最新情報はオークランド交通局の公式サイトでご確認ください。
オーストラリア:mykiカードの使い方

メルボルンでの交通費の支払いに関する基本情報は、下記のとおりです。
- トラムや電車、バスでの共通利用
- カード代:5〜6ドル程度
- Top-up機械やコンビニ、オンラインでチャージ
私はmyki Moneyを使っていました。使う分だけチャージする方式で、必要な分だけチャージできるため便利です。駅構内のTop-up機械でチャージするのが一般的でしたが、コンビニでもチャージできました。乗車時と降車時にカードリーダーにタッチする仕組みは、AT HOPカードと同じです。
※2017年当時の経験をもとに記載していますが、2025年現在も基本的なシステムは同じです。ただし料金は変更されている可能性があります。最新情報はメルボルン公共交通機関の公式サイトでご確認ください。
ICカード利用で気をつけたこと
チャージ方法を事前に調べておくことは大切です。現地に着いてから慌てないよう、どこでチャージできるのか、最低チャージ額はいくらなのかを確認していました。メルボルン中心部にある無料トラムゾーンでは、タッチが不要です。無料ゾーンを超える場合は、必ずタッチしましょう。タッチし忘れると罰金が科される可能性があります。
降車時のタッチ忘れも要注意です。乗車時にタッチして、降車時に忘れると、最大料金が請求されます。日本と同じように「乗るとき・降りるとき、タッチする」を習慣にしましょう。
為替レートと両替で後悔したこと

為替レートと両替で後悔したことについて、下記の3点をお話しします。
- 為替レートを意識しない両替
- 空港での両替と現地口座の活用
- 為替レートの基礎知識
為替レートを意識しない両替
帰国時に現地で稼いだお金を日本円に変換しましたが、為替レートを意識していませんでした。当時はお得なレートで変換する方法を調べていませんでした。事前に知っておけば損失を減らせた可能性があります。今振り返ると、為替に関する基礎知識くらいは調べておくべきでした。
空港での両替と現地口座の活用

私が実際に行った、到着時と帰国後の両替対応は下記のとおりです、
- 到着時:空港の両替所で現地通貨に両替
- 帰国後:現地で得たお金を日本円に両替
- 為替手数料について調べないままの両替
到着時に空港の両替所で現金を両替しましたが、空港の両替所は手数料が高いことを後から知りました。帰国時には現地口座にお金を一定額残し、必要なときにオンラインで利用していました。為替手数料や送金方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
為替レートの基礎知識
一般的に「ミッドマーケットレート」と呼ばれる、銀行間で使われる基準レートがあると後で知りました。しかし、銀行や両替所で両替する際には、基準レートに手数料が上乗せされます。私は手数料が上乗せされることを知らないまま、両替していたのです。知っておくべきだったのは、両替方法によって手数料が異なるということです。
空港の両替所や銀行、Wiseなど、それぞれ手数料が異なります。事前に調べておけば、数千~数万円の損失を避けられました。
まとめ:選択肢を持つことが安心につながる

ワーホリ中のお金管理で大切なのは、複数の選択肢を持つことです。私は現地銀行口座のデビットカードとVISAカードを持っていましたが、海外キャッシングを契約していませんでした。事前準備を怠った結果、所持金10ドルまで追い込まれたのです。お金管理には3つの柱があります。
1つ目は給料受け取りや日常的な支払いに使う現地銀行口座、2つ目は緊急時に使うVISAカードです。3つ目は盗難リスクを考慮した必要最小限の現金です。為替に関する基礎知識も持っておくと損失を最小限に抑えられます。両替方法によって手数料が異なることを知っておけば、損失を減らせます。
空港の両替所や銀行、Wiseなどで手数料が違うため注意してください。緊急時の対応方法を事前に知っておくことも大切です。海外キャッシングやWise、銀行送金など、選択肢を複数持っておきましょう。詳しいお金管理の方法は、下記の記事で解説しています。
ワーホリ中のお金管理完全マニュアル【所持金10ドルになった失敗から学ぶ】
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- 海外で送金してもらう3つの方法【手数料・時間を徹底比較】
免責事項
本記事は2017-2019年のワーキングホリデー経験に基づく個人の体験談です。銀行の手数料、ATMの利用条件、為替レート、交通ICカードのシステムなどは変更されている可能性があります。最新情報は各銀行・金融機関・交通機関の公式サイトでご確認ください。為替や金融に関する判断は自己責任でお願いします。

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