「オーストラリアの食費、実際どれくらいかかるの?」
渡航前、私も同じ不安を抱えていました。カフェでランチ1回20ドル、気づけば1週間で日本にいた頃の倍近い出費になっていたこともあります。所持金が10ドルまで減った月には、食費を週35ドルまで切り詰め、1日1食のパスタだけで乗り切った経験もあります。「今月もう使いすぎた」という焦りは、今でも忘れられません。
本記事では、メルボルンでの実体験をもとに、外食と自炊の価格差について解説します。週にいくら見ておけば安心かという目安、Woolworthsを使った特売の活用法についても書きました。節約献立や、食費を削りすぎたときに何が起きるかまで順番に解説します。オーストラリアでの食費の相場感をつかみたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事に記載の金額は私個人の体験と2026年時点の調査データに基づく目安です。物価は変動するため、渡航前に最新情報をご確認ください。
オーストラリアの食費は高い?知っておきたい相場感

オーストラリアの食費の相場感について、下記に2点を解説します。
- 外食は日本より高め、自炊なら大きく変わらない
- 都市によって差がある
外食は日本より高め、自炊なら大きく変わらない
「オーストラリアは物価が高い」とよく言われますが、正確には「外食が高い」というのが実感に近いです。カフェでのランチは15〜30ドル程度、ディナーになると40ドルを超えることも珍しくありません。日本の感覚で外食を続けていると、あっという間に食費がかさみます。一方、スーパーで食材を買って自炊する場合は事情が変わります。
卵12個で6〜7ドル、牛乳1Lで2ドル前後、鶏胸肉500gで7ドル程度です。日本とほとんど変わらない価格で手に入る品目も多くあります。野菜や果物も季節によっては日本より安いことがあり、まとめ買いをすればさらに単価を下げられます。もちろん牛肉やお酒など、日本より割高な品目もあるため、「すべてが安い」わけではありません。
「外食を控えて自炊に切り替える」だけで、食費の負担は変わります。
都市によって差がある
物価の感じ方は、滞在する都市によっても差が出ます。差が出やすいのは家賃と外食費です。シドニーは家賃・外食ともにオーストラリア国内で高い水準となっています。メルボルンも大都市として同様の傾向がありますが、シドニーよりはやや抑えめです。一方、地方都市であれば家賃は下がる傾向にあります。
ただし、スーパーで買う食料品そのものの価格は、都市による差があまり大きくないと言われています。「自炊中心の食費」は、都市を問わず比較的安定して抑えられるということです。本記事では都市部の代表としてメルボルンを基準に解説します。しかし、滞在先によって家賃や外食費には差があることは頭に入れておいてください。
※本記事はオーストラリアを対象にしています。ニュージーランドはスーパーの構造や物価がやや異なるため、別途ご確認ください。
週にいくら見ておけば安心?【健全な食費の目安】

週の食費について、下記の2点を解説します。
- 自炊中心なら週50〜100ドルが現実的
- 1週間の買い物イメージ
自炊中心なら週50〜100ドルが現実的
自炊中心の生活であれば、食費は週50〜100ドル(日本円でおよそ5,500〜11,000円)程度を目安にすると安心です。2026年時点の一般的な相場をもとにした目安で、外食を控えて自炊生活に慣れてきたタイミングでの金額です。ただし食費は個人差が大きく、自炊の頻度や食材の選び方によって変わってきます。
私自身、所持金が10ドルまで追い詰められたとき、食費を週35ドルまで切り詰めた経験があります。1日1食のパスタだけで生き延びる、健康を犠牲にした緊急避難的な数字でした。週50〜100ドルという目安は、切り詰めなくても自炊で十分に乗り切れるラインだと考えてください。詳しい緊急時の記録は、下記の記事にまとめています。
ブリスベン→メルボルン、仕事が見つからず所持金10ドルまで追い詰められた話【実体験】
メルボルンで週50ドルで生活する方法【所持金10ドルから生還した実録】
1週間の買い物イメージ
何を買えば週50〜100ドルに収まるのか、1週間分の買い物イメージを表にまとめました。
| 品目 | 目安金額 |
|---|---|
| 米・パスタなどの主食 | 5〜8ドル |
| 鶏肉・卵などのタンパク源 | 18〜25ドル |
| 野菜・果物 | 10〜15ドル |
| 乳製品・調味料 | 8〜12ドル |
| 冷凍食品・その他 | 7〜15ドル |
上記はあくまで目安です。特売品をうまく活用すれば下限に近づけられますし、品揃えにこだわれば上限を超えることもあります。次の章で、実際に私が活用していたスーパーの使い方を紹介します。
スーパーの使い分けで差がつく【Woolworths中心に】

オーストラリアには複数の大手スーパーチェーンがありますが、私が実際に利用していたのはWoolworthsでした。全国展開していて店舗数が多く、アプリを使えば特売情報を事前にチェックできる点が便利です。品揃えも豊富で、日本人にも馴染みやすい野菜や調味料も手に入ります。Woolworthsでは毎週水曜日に特売品が入れ替わります。
資金が厳しかった時期に特売日をどう活用していたかは、下記の記事で詳しく書いているのでご覧ください。
メルボルンで週50ドルで生活する方法【所持金10ドルから生還した実録】
なお、Coles・ALDIとの価格差については、一概には言えないです。「ALDIが圧倒的に安い」という声もあれば「品目によってはWoolworthsの方がお得」という声があるのも事実です。実際、2026年の定番7品目での比較調査では、Coles・Woolworths・ALDIの3社がほぼ横並びという結果も出ています。
実際の価格差については渡航後にご自身で比較してみることをおすすめします。生活が落ち着いたタイミングで何店舗か回ってみるとよいでしょう。
栄養を保ちながら節約する献立の工夫

実際に私が行った節約献立の工夫について、下記の2点を解説します。
- 魚の卸会社でもらった魚を焼く・漬けにする
- カレーでまとめて作り置き
魚の卸会社でもらった魚を焼く・漬けにする
所持金10ドルの危機を脱してから、私は魚の卸会社で働いていました。卸会社の思わぬ恩恵が、魚を分けてもらえることです。売り物にならない部位や、余った魚を持ち帰らせてもらい焼いたり、醤油やみりんで漬けにしたりして食べていました。魚は栄養価が高いうえに、スーパーで買うよりも食費を浮かせられます。
まかないや食材を分けてもらえる職場は、ワーホリの食費事情を変えてくれます。ジャパレスで働く場合も、まかないが出る職場は少なくありません。仕事探しの際は、給与だけでなく食事面のサポートも確認してみる価値があります。ジャパレスの探し方については、下記の記事も参考にしてください。
ジャパレスはきつい?6か月働いた私が解説【当たり店の選び方と実態】
カレーでまとめて作り置き
パスタ以外の献立として、私はカレーもよく作っていました。野菜と肉を大きめの鍋でまとめて煮込むだけなので手間がかからず、数日分をまとめて作り置きできるのが利点です。カレールーは普通のスーパーでも手に入ります。日本の味を求める場合はアジア食材店を覗いてみるのもおすすめです。
冷凍保存しておけば、仕事で疲れて帰った日でも温めるだけで食事が済みます。栄養バランスも取りやすく、1日1食のパスタ生活だった緊急時とは違い、野菜とタンパク質を無理なく摂取できる献立でした。自炊のレパートリーを2〜3種類持っておくだけで、飽きずに続けられます。
削りすぎると何が起きるか【私の失敗から】

食費を節約すること自体は大切ですが、削りすぎには注意が必要です。私自身、所持金が減っていく不安から食費を削ってしまい、体力と気力が落ちていった経験があります。求職活動で歩き回る体力すら維持できなくなり、悪循環に陥りました。食費は、削るべき支出の中でも優先順位を最後にすることをおすすめします。
詳しい失敗の経緯や、資金が尽きる前に気づくべきサインについては、下記の記事にまとめています。
資金が尽きる前に現れた5つのサイン【所持金10ドルになった私の実体験】
ワーホリ中のお金管理完全マニュアル【所持金10ドルになった失敗から学ぶ】
※本記事は生活指導や栄養指導ではありません。個別の健康状態については、必要に応じて専門家にご相談ください。
渡航前にやっておくと安心なこと

渡航前にやっておくと安心なことについて、下記の2点を解説します。
- キャッシュレス決済の準備
- 食費を含めた全体予算の立て方
キャッシュレス決済の準備
オーストラリアのスーパーはカード決済が主流です。日本のクレジットカードでも支払いは可能ですが、海外キャッシング機能付きのカードを渡航前に準備しておきましょう。現金が心もとなくなったときの安心材料になります。私自身、海外キャッシングを契約していなかったことで、緊急時に身動きが取れなくなった経験があります。
渡航前の準備については、下記の記事をご覧ください。
【2026年最新】ワーホリで使えるクレカ4選|海外キャッシング完全比較
食費を含めた全体予算の立て方
食費だけでなく、宿泊費や交通費も含めた全体の資金計画を渡航前に立てておくことが大切です。週単位で予算を組んでおけば、現地に着いてから慌てずに済みます。資金計画の立て方や、最低限用意しておきたい金額の目安については、下記の記事で詳しく解説しています。
ワーホリにいくら必要?資金調達と貯め方【所持金10ドルの失敗談】
まとめ

オーストラリアの食費は、自炊中心に切り替えれば週50〜100ドル程度が現実的な目安です。私が経験した週35ドルの緊急生活は、あくまで異常事態だったと理解してください。Woolworthsの特売日を活用したり、まかない付きの仕事を探したりしましょう。
カレーをまとめて作り置きしたりするなど、工夫次第で食費は無理なく抑えられます。ただし、食費を削りすぎると体力や気力に影響が出るので、優先順位は最後にすることをおすすめします。本記事が、食費の相場がつかめない人の参考になれば嬉しいです。
※本記事に記載の金額は私個人の体験と2026年時点の調査データに基づく目安です。物価は変動するため、渡航前に最新情報をご確認ください。


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