「ワーホリで稼ぎたいのに、ファームで稼げるのかわからない」
ワーホリのファーム労働を考えている人の中には、不安を抱えている人も多いのが実情です。私は2018年にオーストラリアのファームで週61ドルの赤字を出し、所持金10ドルまで追い込まれました。しかし、ニュージーランドのヘイスティングスで働いたときは、週314ドルの貯金に成功。同じファーム労働でも、天国と地獄ほどの差が生まれたのです。
本記事では、私が実際に体験したニュージーランドでの成功とオーストラリアでの失敗を、収支データと共に徹底比較します。記事を読めば、ファーム労働で失敗しないためのチェックポイントがわかります。これからワーホリでファーム労働を考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
【重要】 本記事は、筆者が2017年11〜2018年10月にニュージーランド・ヘイスティングスで個人的に体験したワーホリの記録です。ワーホリの制度や労働条件、最低賃金は年々変化しています。最新情報は各国の公式機関にご確認ください。
私が29歳で公務員を辞めてワーホリに挑戦した背景や、ニュージーランドでの語学学校生活については、下記の記事で詳しくお話しています。
ニュージーランドで週314ドル貯金できた3つの理由

ニュージーランドで貯金できた理由について、下記の3点をお話します。
- 最低時給15.75ドルの保証があった
- 週5日フルタイムで安定して働けた
- ヘイスティングスは生活費が安かった
最低時給15.75ドルの保証があった
ニュージーランドで成功した最大の理由は、最低時給15.75ドルの保証があったことです。私が働いたヘイスティングスのブルーベリー農園は歩合制でした。しかし、最低時給が保証されていたのです。歩合制では、収穫量が少ない日は収入も少なくなるのが一般的です。しかし、最低時給保証があれば収穫量が少なくても、最低時給分は支払われます。
歩合で50ドルしか稼げなかくても、最低時給で計算した126ドル(15.75ドル×8時間)が支払われました。一方、オーストラリアのメルボルンで働いた農場では、最低時給の保証がありませんでした。1日3時間働いて21ドル、時給換算で約7ドル。当時のオーストラリアの最低時給は19ドルでしたが、その3分の1程度しか稼げなかったのです。
| 項目 | ニュージーランド | オーストラリア |
|---|---|---|
| 最低時給 | NZ$15.75(保証あり) | AU$19(保証なし) |
| 実質時給 | NZ$15.75 | AU$7程度 |
| 1日の収入 | 126ドル保証 | 30ドル程度 |
歩合制のファーム労働では、最低時給保証の有無を確認しましょう。保証がなければ、私のように時給7ドルで働く羽目になる可能性があります。
※上記は2017-2018年当時の筆者個人のケースです。収入や労働条件は時期や地域、雇用主によって異なります。
週5日フルタイムで安定して働けた

ニュージーランドで貯金できた2つ目の理由は、週5日、1日8〜10時間のフルタイムで安定して働けたことです。私がヘイスティングスで働いたのは11~2月で、ブルーベリーの繁忙期でした。収穫する作物が豊富にあったため、週40〜50時間は安定して働けました。
一方、オーストラリアのメルボルンではシーズンオフに働き始めたため、週9時間しか仕事がありません。収穫するイチゴが少なかったのが実情です。週9時間しか働けなければ、生活できません。週9時間に時給7ドルをかけると週63ドル(税引き前)です。税金15%を引くと手取り約54ドルです。
宿泊費80ドルと食費35ドルを合わせると支出は115ドルで、週の赤字は61ドルでした。一方、ニュージーランドでは週40時間に時給15.75ドルをかけると週630ドル(税引き前)です。税金10.5%を引くと手取り約564ドルになります。支出は約250ドルで、週の貯金は314ドルでした。ファーム労働で稼ぐためには、繁忙期のタイミングで行くことが絶対条件です。
ヘイスティングスは生活費が安かった
ニュージーランドで成功した3つ目の理由は、ヘイスティングスでの生活費が安かったことです。ヘイスティングスのシェアハウスは週100ドルでした。3人の日本人とニュージーランド人のオーナーでシェアしましたが、プライベートルームも確保できました。一方、メルボルンのバックパッカーは週130ドルで12人の相部屋です。
地方都市の1人部屋より30ドルも高いのに、プライバシーはほとんどありません。オーストラリアのファームでは週80ドルと安かったですが、シェアハウスの廊下で雑魚寝という環境でした。地方都市であるヘイスティングスは、スーパーもメルボルンより安い価格でした。ファーム労働を考えているなら、地方都市を検討しましょう。
ブルーベリー農園での4か月間【2017年11月〜2018年2月】

ヘイスティングスでのブルーベリー農園での生活について、下記の3点を解説します。
- 週の収支詳細
- 4か月で約5,000ドル貯金
- 働きやすく和やかな職場の雰囲気
週の収支詳細
ヘイスティングスのブルーベリー農園で4か月間働いた、週の収支を詳しく紹介します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 収入 | |
| 労働時間 | 週40時間(週5日×8時間) |
| 時給 | NZ$15.75 |
| 週の収入(税引き前) | 630ドル |
| 税金(10.5%) | -66ドル |
| 週の手取り | 564ドル |
| 支出 | |
| 宿泊費 | 100ドル |
| 食費(1日約11〜14ドル) | 80〜100ドル |
| 交通費・雑費 | 20〜30ドル |
| 週の支出合計 | 約250ドル |
| 週の貯金 | 約314ドル |
※上記は2017年11月〜2018年2月当時の筆者個人のケースです。収入や労働条件は時期や地域、雇用主によって異なります。
4か月で約5,000ドル貯金

週314ドルの貯金を4か月間続けた結果、約5,000ドル貯められました。
| 項目 | ニュージーランド(4か月) | オーストラリア(2週間) |
|---|---|---|
| 週の手取り | 564ドル | 54ドル |
| 週の支出 | 250ドル | 115ドル |
| 週の貯金/赤字 | +314ドル | -61ドル |
| 期間の貯金/損失 | +5,000ドル | -123ドル |
オーストラリアでは2週間で123ドルを失い、ニュージーランドでは4か月で5,000ドル貯金できました。金額に差が生まれたのは、事前準備とタイミングの違いによるものです。
働きやすく和やかな職場の雰囲気
ヘイスティングスの大規模ブルーベリー農園は、働きやすい環境でした。農園はかなり広く、シャトルバスで移動が必要なほどでした。繁忙期には世界中から数十人規模の季節労働者が集まります。職場の雰囲気は和やかでした。スーパーバイザー(監督者)たちは親切に、ブルーベリーの摘み方などを教えてくれます。
仕事中も笑顔で話しかけてくれて、初めてのファーム労働でも緊張せずに働けました。農園が手配したシャトルバスで、宿泊先から農園まで送迎してもらえたのも良かったポイントです。朝7時頃にバスが迎えに来て、夕方5時頃に帰るというスケジュールです。交通費はかかりません。自分で車を用意する必要もありませんでした。
【比較表】ニュージーランドで成功し、オーストラリアで失敗した理由

ニュージーランドで成功し、オーストラリアで失敗した理由について、下記の4点を解説します。
- 最低時給保証の有無
- 労働時間の違い(週40〜50時間 vs 週9時間)
- 生活費の違い
- 【総合比較表】ニュージーランド vs オーストラリア
最低時給保証の有無
最低時給保証の有無が、成功と失敗を分けた要因です。ニュージーランドのブルーベリー農園は歩合制でしたが、最低時給15.75ドルの保証がありました。収穫量が少ない日でも、1日8時間働けば126ドル(15.75ドル×8時間)が保証されます。収穫スピードが遅い初心者でも、安心して働けました。
一方、オーストラリアのイチゴ農園は歩合制で最低時給の保証がありませんでした。1日3時間働いて21ドル、時給換算で約7ドルです。オーストラリアの最低時給は19ドルでしたが、最低自給の3分の1程度でした。
| 状況 | ニュージーランド | オーストラリア |
|---|---|---|
| 収穫量が多い日 | 歩合で計算(例:150ドル) | 歩合で計算(例:30ドル) |
| 収穫量が少ない日 | 最低時給保証126ドル | 21ドル程度 |
| 収入の安定性 | 安定している | 不安定で低い |
歩合制のリスクを最低時給が吸収してくれるかどうかで、天国と地獄に分かれます。オーストラリアのファームで失敗した詳しい経緯は、下記の記事をご覧ください。
オーストラリアのファームで後悔しない5つのポイント【ブリスベン→メルボルン完全記録】
労働時間の違い(週40〜50時間 vs 週9時間)

労働時間の違いも、収入に影響しました。ニュージーランドでは11〜2月のブルーベリー繁忙期に働きました。週5日、1日8〜10時間のフルタイムで、週の労働時間は40〜50時間です。収穫するブルーベリーが豊富にあったため、安定して働けました。一方、オーストラリアでは10月のイチゴシーズンオフに働き始めました。
週3日、1日3時間で、週の労働時間はわずか9時間です。収穫する作物が少なく、仕事がほとんどありませんでした。オーストラリアの最低時給はニュージーランドより高いです。しかし、週9時間しか働けなければ生活できません。
| 項目 | ニュージーランド | オーストラリア |
|---|---|---|
| 週の労働時間 | 40〜50時間 | 9時間 |
| 週の収入(税引き前) | 630ドル | 63ドル |
| 週の手取り | 564ドル | 54ドル |
労働時間が4倍以上違えば、収入もかなりの差が生まれます。ファーム労働で稼ぐためには、繁忙期のタイミングで行くことが絶対条件です。ブルーベリーは11〜2月、イチゴは地域によって異なりますが概ね10〜4月です。キウイフルーツは3〜6月が繁忙期なので注意しましょう。
シーズンオフに行っても、私のように週9時間しか働けず、赤字になるので注意しましょう。
生活費の違い
生活費の違いも、収支に影響します。ヘイスティングスのシェアハウスは週100ドルでした。プライベートルームを確保でき、快適な環境でした。一方、メルボルンのバックパッカーは週130ドルで12人の相部屋です。宿泊費は地方都市より高いのに、プライバシーはほとんどありません。環境は普通でしたが、快適とは言えませんでした。
メルボルン郊外のファームでは週80ドルと安かったですが、シェアハウスの廊下で雑魚寝という環境でした。宿泊費の安さだけで選ぶと、私のように精神的に追い詰められます。
| 項目 | ヘイスティングス | メルボルン(バックパッカー) |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 100ドル | 130ドル |
| 食費 | 80〜100ドル(1日約11〜14ドル) | 35ドル(1日5ドル) |
| その他 | 20〜30ドル | – |
| 合計 | 約250ドル | 約115ドル |
メルボルンの食費が安いのは、1日1食のパスタ生活で節約していたためです。栄養バランスを無視して食費を削っていました。一方、ヘイスティングスでは1日3食、栄養バランスの取れた食事ができました。支出は多いですが、健康的な生活を送れたのです。ヘイスティングスのような地方都市なら、宿泊費が大都市より安く、快適な環境で休めます。
プライベートルームが確保できるため、しっかり睡眠も取れました。自炊できる環境が整っているので、健康的な生活を送れます。ファーム労働は肉体的にきつい仕事です。快適な環境でしっかり休み、栄養バランスの取れた食事を取ることが、成功につながります。
【総合比較表】ニュージーランド vs オーストラリア

2つの国でのファーム労働を、総合的に比較します。
| 項目 | ニュージーランド(ヘイスティングス) | オーストラリア(メルボルン) |
|---|---|---|
| 労働条件 | ||
| 作物 | ブルーベリー | イチゴ |
| 時期 | 繁忙期(11月〜2月) | シーズンオフ(10月) |
| 賃金形態 | 歩合制 | 歩合制 |
| 最低時給 | NZ$15.75(保証) | AU$19(保証なし) |
| 実質時給 | NZ$15.75 | AU$7程度 |
| 週の労働時間 | 40〜50時間 | 9時間 |
| 収支 | ||
| 週の収入(税引き前) | 630ドル | 63ドル |
| 税率 | 10.5% | 15% |
| 週の手取り | 564ドル | 54ドル |
| 週の支出 | 約250ドル | 約115ドル |
| 週の貯金/赤字 | +314ドル | -61ドル |
| 環境 | ||
| 宿泊費 | 週100ドル | 週80〜130ドル |
| 宿泊環境 | プライベートルーム | 廊下雑魚寝/12人相部屋 |
| 食事 | 1日3食、栄養バランス良好 | 1日1食、パスタのみ |
| 結果 | ||
| 4か月/2週間の結果 | +5,000ドル貯金 | -123ドル損失 |
| 精神状態 | 充実していた | 絶望的だった |
※上記は2017〜2018年当時の筆者個人のケースです。収入や労働条件は時期、地域、雇用主によって異なります。
ファーム労働で成功するために確認すべき5つのポイント

ファーム労働で成功するために確認すべきポイントとして、下記の5点を解説します。
- 最低時給保証の有無を確認する
- 繁忙期のタイミングで行く
- 地方都市を検討する
- 留学エージェントで事前相談する
- 3日で判断する勇気を持つ
最低時給保証の有無を確認する
ファーム応募前に、「最低時給保証」の記載があるかを確認しましょう。面接時にはすることも大切です。雇用契約書に最低時給の記載があるかも確認しましょう。各国の労働省・公式機関のサイトで、最低賃金の情報を確認できます。ニュージーランドならEmployment NZで確認しましょう。
オーストラリアならFair Work Ombudsmanで確認できます。公式サイトで、最低賃金の基準や労働者の権利について調べておきましょう。歩合制だから稼げると言われても、最低時給保証がなければリスクが高いです。私がオーストラリアで働いた農場では、最低時給の保証がありませんでした。
1日8時間働いても手取り30ドル、時給換算で約4ドルという日もありました。最低時給保証があれば、最悪の事態を避けられます。
繁忙期のタイミングで行く

ファーム労働で稼ぐためには、繁忙期のタイミングで行くことが絶対条件です。作物ごとのシーズンは、下記のとおりです。
| 作物 | 繁忙期 | 地域 |
|---|---|---|
| ブルーベリー | 11〜2月 | ニュージーランド |
| イチゴ | 10〜4月 | オーストラリア・ニュージーランド |
| キウイフルーツ | 3〜6月 | ニュージーランド |
| リンゴ | 2〜5月 | ニュージーランド |
| ブドウ | 2〜4月 | オーストラリア・ニュージーランド |
各国の農業省や観光局の公式サイト、実際に働いた人の個人ブログなどでシーズンを検索するのも有効です。留学エージェントは現地の最新情報を持っていますし、日豪プレスやNZdaisuki等の現地の掲示板も参考になります。私はオーストラリアで10月という中途半端な時期にイチゴ農園に行ってしまいました。
週3日・1日3時間しか働けませんでした。繁忙期を調べずに行った結果です。ニュージーランドでは、ブルーベリーの繁忙期に行けたため、週5日フルタイムで安定して働けました。同じ農場でも、繁忙期とシーズンオフでは労働時間が違います。繁忙期を狙って行きましょう。
地方都市を検討する
ファーム労働を考えているなら、地方都市を検討しましょう。地方都市のメリットは宿泊費が安いことです。大都市のオークランドやメルボルンでは週130〜150ドルかかりますが、地方都市のヘイスティングスなら週100ドル前後で済みます。生活費も安く、スーパーの物価も地方の方が安い傾向にあります。
食費を抑えながら栄養バランスの取れた食事が可能です。プライベートルームを確保しやすく、自炊できる環境が整っているため、快適に暮らせます。大都市で高い宿泊費を払ってバックパッカーに住むより、地方都市でプライベートルームに住む方が快適です。ファーム労働は肉体的にきつい仕事です。
仕事の後にしっかり休める環境がなければ、体力が持ちません。宿泊費を節約するよりも、少し高くても快適な環境を確保する方が、成功につながります。
留学エージェントで事前相談する

ファーム労働の実態について、留学エージェントで事前相談するのも有効です。私はニュージーランドに行く前に、留学ドットコムを利用しました。語学学校やホームステイの手配だけでなく、現地の生活費や仕事の探し方についても相談できました。留学エージェントに相談するメリットは、下記のとおりです。
- 現地の最新情報がわかる
- 失敗談などの情報がもらえる
- 日本語でサポートを受けられる
留学エージェントに相談していれば、オーストラリアのファームで失敗することも避けられたかもしれません。私が留学ドットコムを実際に使った感想については、下記の記事で詳しく解説しています。
留学エージェントの情報も完璧ではありません。複数の情報源を確認し、自分で判断することが大切です。
3日で判断する勇気を持つ
ファーム労働を始めて、「このままでは生活できない」と感じたら、3日で判断する勇気を持ちましょう。初日〜3日の間に、実際の収入を時給換算してください。1日働いた収入を労働時間で割って時給を計算し、最低時給を下回っていないか確認しましょう。週の収入と支出を計算します。
週の収入(税引き後)を見積もり、週の支出(宿泊費+食費)を計算して、差し引きでプラスかマイナスかを確認してください。宿泊環境は安全で清潔かも重要です。労働条件が求人情報と一致するかも確認しましょう。収支がマイナスの場合、「慣れればもっと稼げるようになる」と我慢しても、状況は改善しません。
私はオーストラリアのメルボルンで週間働いて、「このままでは生活できない」と判断して脱出しました。早期に行動したことで、被害を最小化できました。危険信号が出たら、早めに行動する勇気が、生き残るためには必要です。事前準備の重要性については、下記の記事で詳しく解説しています。
ファーム終了後は寿司レストランで安定収入

ファームを終えた後のアルバイト生活について、下記の3点をお話します。
- ヘイスティングスの寿司レストラン(2018年4〜10月)
- ビザ切れギリギリまで就労
- ワーホリ成功の秘訣は「安定した収入源」
ヘイスティングスの寿司レストラン(2018年4〜10月)
ブルーベリーのシーズンが終わる2月末、私は次の仕事を探し始めました。ヘイスティングスは地方都市ですが、寿司レストランやカフェなどの飲食店があります。2018年4~10月までの約6か月間、キッチンスタッフとして働きました。時給はNZ$16.50で、2018年4月からの最低時給でした。
勤務は週5日で1日平均8時間程度、週の労働時間は約40時間です。日本人マネージャーが1人、私を含めて日本人スタッフが4名ほどいました。フィリピン人が4名程度、タイ人と上海出身の中国人が1名ずつという多国籍な職場です。マネージャーは親切で、仕事を丁寧に教えてくれました。スタッフ同士の関係も良好で、働きやすい環境でした。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 収入 | |
| 労働時間 | 週40時間(週5日×8時間) |
| 時給 | NZ$16.50 |
| 週の収入(税引き前) | 660ドル |
| 税金(10.5%) | -69ドル |
| 週の手取り | 約590ドル |
| 支出 | |
| 宿泊費 | 100ドル |
| 食費 | 80〜100ドル |
| 交通費・雑費 | 90ドル |
| 週の支出合計 | 約290ドル |
| 週の貯金 | 約300ドル |
※上記は2018年4〜10月当時の筆者個人のケースです。
ビザ切れギリギリまで就労

寿司レストランは室内での仕事なので安定して働けました。週末は友人と遊びに行ったり、ヘイスティングス周辺を観光したりしました。一方、オーストラリアでは所持金10ドルまで追い込まれ、毎日銀行残高をチェックする日々を送ります。ニュージーランドでは安定した収入があり、精神的な余裕を持って生活できました。
同じワーホリでも、事前準備とタイミングで過ごしやすさに差が出るのです。メルボルンで所持金10ドルになった詳しい経緯は、下記の記事をご覧ください。
メルボルンで所持金10ドルにまで追い詰められた1か月サバイバル記録
ワーホリ成功の秘訣は「安定した収入源」
ニュージーランドで1年3か月のワーホリを成功させた秘訣は、安定した収入源を確保できたことです。ブルーベリー農園で4か月間働き、週564ドルの手取りから週314ドルを貯金。4か月で約5,000ドル貯まりました。寿司レストランで6か月間働き、週590ドルの手取りから週300ドルを貯金しました。6か月で約7,000ドルの貯金。
合計10か月で約12,000ドル貯金できた計算です。安定した収入源があるメリットは、下記のとおりです。
- 宿泊費を払っても余裕がある
- 栄養バランスの取れた食事ができる
- 銀行残高を心配しなくて済む
- 週末に友人と遊べる
一方、オーストラリアでは週54ドルの手取りで、毎週61ドルの赤字。銀行残高を1日2回チェックし、スーパーで3ドルの買い物に悩む日々でした。オーストラリアで失敗した私でも、最終的にはメルボルン市内で魚の卸会社の仕事を見つけました。ファームで失敗しても、別の道はあります。大切なのは、危険信号が出たら早めに行動することです。
まとめ:ファーム労働は「事前準備」と「タイミング」で決まる

ニュージーランドのヘイスティングスで週314ドル貯金できた成功は、偶然ではありません。最低時給15.75ドルの保証があり、繁忙期に働き、生活費の安い地方都市を選んだことが理由です。一方、オーストラリアのメルボルンでは週61ドルの赤字を出しました。失敗の原因は事前準備不足です。
最低時給保証の有無を確認せず、シーズンオフの10月に行き、ニュージーランドの成功体験を過信しました。事前にファームの実態をリサーチし、最低時給保証やシーズンを確認していれば避けられた失敗でした。ファーム労働で成功するには、最低時給保証の有無を確認し、繁忙期のタイミングで行くことが大切です。
地方都市を検討し、留学エージェントで事前相談をして、合わない職場は3日で判断する勇気を持ちましょう。ニュージーランドでの成功体験は、私にとって自信になりました。週314ドル貯金できた経験が、オーストラリアで失敗した後も諦めずに行動する原動力になったのです。
本記事が、これからワーホリに行く人やファーム労働を考えている人の参考になれば幸いです。
【免責事項】
本記事は、筆者が2017年11月〜2018年10月にニュージーランド・ヘイスティングスで個人的に体験したワーキングホリデーの記録です。
◆ 本記事は金融アドバイスではありません
- 記載されている収入・支出は筆者個人のケースであり、一般的な基準や将来の収入を保証するものではありません。
- ワーキングホリデーでの収入は、時期や地域、雇用主、個人のスキルによって異なります。
◆ 本記事は労働法のアドバイスではありません
- 労働条件や最低賃金については、ニュージーランド Employment NZ(https://www.employment.govt.nz/)などの公式機関にご確認ください。
- 労働者の権利や雇用契約については、専門家や公式機関にご相談ください。
◆ 最低賃金・税率について
- 記事中の最低時給15.75ドルは2017年4月〜2018年3月当時のものです。
- 記事中の最低時給16.50ドルは2018年4月〜2019年3月当時のものです。
- 最新情報は各国の労働省・移民局のウェブサイトでご確認ください。
◆ ビザ・労働条件について
- ワーキングホリデーの条件は国によって異なります。
- 最新のビザ情報は各国移民局にご確認ください。
◆ 本記事の情報に基づく行動について
- 筆者および当サイトは一切の責任を負いかねます。
- 最新の情報や個別の状況については、必ず公式情報や専門家にご確認ください。
参考リンク:
- ニュージーランド移民局: https://www.immigration.govt.nz/
- ニュージーランド Employment NZ: https://www.employment.govt.nz/
- オーストラリア内務省: https://immi.homeaffairs.gov.au/
- オーストラリア Fair Work Ombudsman: https://www.fairwork.gov.au/

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