ワーホリ中のネット環境は、渡航前に決めておかないと損をします。ワーホリのネット環境には、3つの選択肢があります。現地SIMやグローバルWiFi、eSIMです。コストだけで選ぶのか、利便性を優先するのかによって、最適な答えは変わります。私がNZとオーストラリアで実際に使っていたのは、現地SIMです。
月30〜50ドル程度で使えていましたが、データ上限を超えて追加課金が発生したこともあります。グローバルWiFiやeSIMを知っていれば、渡航直後の不安を減らせたでしょう。本記事では、現地SIMやグローバルWiFi、eSIMについて、コストや使いやすさといった観点から解説します。
私の実体験やリサーチ結果をもとに、あなたに合った選択肢が見つかるよう解説しています。ワーホリのネット環境について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事は2017〜2019年の筆者個人の体験と2026年2月時点でのリサーチに基づく情報です。料金やサービス内容は変更になる場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
ワーホリ中にネットが使えなくなったときの対処法

ワーホリ中にネットが使えなくなったときの対処法として、下記の3点をお話します。
- データ残量が切れていないかの確認
- SIMロックが原因かの確認
- 現地キャリアショップへの相談
データ残量が切れていないかの確認
現地SIMのプランには、データ上限が設定されています。上限を超えると速度が極端に落ちるか、完全に通信が止まるので注意が必要です。私はNZでもオーストラリアでも、データ上限に達して追加課金をした経験があります。データ残量が切れていないかを確認したい場合は、キャリアのアプリか公式サイトにログインしましょう。
データ残量がゼロになっている場合、追加データを購入することで通信が回復します。海外の現地SIMは「購入した分だけ使える」というプリペイド方式が主流です。月末に自動でリセットされる感覚で使っていると、気づかないうちに上限に達してしまいます。契約するプランのデータ上限と、上限超過後の動作を確認しておきましょう。
※残量確認の方法はキャリアによって異なります。使用するSIMのキャリア名と「データ残量 確認」で検索してみてください。
SIMロックが原因かの確認

現地SIMを差し込んでも通信できない場合、SIMロックが原因である可能性があります。SIMロックとは、特定のキャリアのSIMしか使えないよう端末に制限がかかっている状態です。2021年10月以降に販売されたスマートフォンは、SIMロックなしでの販売が義務付けられています。
2021年10月以前の端末を使っている場合は渡航前に確認が必要です。SIMロックを解除する方法は、日本のキャリアの公式サイトから手続きできます。手続き自体はオンラインで完結するキャリアが多く、2023年10月以降は無料でSIMロックを解除できます。私の場合は、NZの現地ショップでスマートフォンを購入しました。
SIMフリー端末を日本円で2万円程度で入手でき、現地キャリアとの相性も良く快適に使えました。端末トラブルが起きた人は、現地で端末を購入するのをおすすめします。現地での急な出費に備えて、海外キャッシング付きのクレジットカードを用意しておくと安心です。ワーホリで役立つクレジットカードは、下記の記事で詳しく解説しています。
【2026年最新】ワーホリで使えるクレカ4選|海外キャッシング完全比較
現地キャリアショップへの相談
ネットにつながらない場合、アカウントに問題がある可能性もあります。アカウントで問題が発生している場合は、現地のキャリアショップへ直接持ち込みましょう。「My SIM doesn’t work.(私のSIMが使えません)」という一言だけで対応してもらえます。
スタッフが端末を見ながら確認作業を進めてくれるので、細かいやり取りができなくても大丈夫です。ショップへ行く際は、パスポートを持参しましょう。SIMの再発行やアカウント確認時に身分証明が必要になることがあります。NZとオーストラリアの主要キャリアは、下記のとおりです。
| 国 | キャリア |
|---|---|
| ニュージーランド | 2degrees・Spark・Vodafone |
| オーストラリア | Telstra・Optus・Vodafone |
主要都市であればショッピングモールや繁華街にキャリアショップがあります。ネットにつながらない場合は、契約しているキャリアのショップへ向かいましょう。
ワーホリのネット環境3選

ワーホリのネット環境について、下記の2点を解説します。
- ネット環境3選の一覧表
- 渡航前に決めておくべき理由
ネット環境3選の一覧表
ワーホリのネット環境の3つの選択肢をまとめた比較表は、下記のとおりです。
| 現地SIM | グローバルWiFi | eSIM(World eSIM) | |
|---|---|---|---|
| 月額コスト目安 | 月30〜50ドル程度 | 1日500〜1,000円程度 | 約2,600〜6,500円 / 7〜20日 |
| 1年間の総額目安 | 約36,000〜60,000円 | 約180,000〜360,000円 | プランによる |
| 準備場所 | 現地で購入 | 日本で申込み | 日本で申込み |
| データ量 | プランによる(上限あり) | 無制限プランあり | 500MB〜無制限 |
| 複数デバイス | スマホのみ | PCやタブレットも可 | 基本スマホのみ |
| SIMフリー端末 | 必要 | 不要 | 機種による |
| 向いている人 | 長期滞在・コスト重視 | 複数デバイス・安心重視 | 渡航直前でも準備可能 |
1年ワーホリで使い続けた場合、現地SIMとグローバルWiFiでは年間で最大30万円前後の差が生まれます。コスト面だけで見ると現地SIMが有利です。ただし、グローバルWiFiやeSIMには「日本出発前に準備が完結する」「複数デバイスで使える」という強みがあります。
※表内の料金はあくまで目安です。為替レート・プランの種類・利用量によって実際の費用は異なります。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
渡航前に決めておくべき理由

私自身、初めてNZに渡航したときは、ホームステイ先や語学学校のWiFiで対応しました。WiFiがあれば地図検索や連絡、求人チェックなど最低限のことはできます。ただ、ホームステイ先や語学学校でないと、ネットが使えないのはネックです。渡航直後は、入国審査や荷物受け取り、交通手段の確認など、やることが山積みです。
やることが多いのにネット環境がない状態は、想像以上にストレスがかかります。グローバルWiFiかeSIMを渡航前に用意しておけば、空港に降り立った瞬間からネットを使えます。現地SIMを選ぶ場合は、数日だけWiFiで凌ぎ、落ち着いてから現地SIMに切り替えましょう。
「現地に着いてから考えればいい」という方針は、渡航直後の自分を追い詰めることになりかねません。ネット環境の準備は、渡航前にやるべきことの1つです。渡航前の準備については、下記の記事をご覧ください。
ワーホリ資金不足を防ぐ準備ガイド【リゾバで100万円貯める方法も解説】
状況別おすすめネット環境早見表

状況別におすすめなネット環境について、下記の3点をお話します。
- 渡航前に余裕がある人へ
- 現地でネットが必要になった人へ
- とにかくコストを抑えたい人へ
渡航前に余裕がある人へ
渡航まで1か月以上余裕がある人には、下記の組み合わせをおすすめします。
| フェーズ | おすすめ手段 | 理由 |
|---|---|---|
| 渡航直後〜現地SIM購入まで | グローバルWiFi または eSIM | 日本出発前に準備でき、到着後すぐ使える |
| 落ち着いたあと | 現地SIMに切り替え | 長期利用はコストを抑えられる |
渡航初日の空港から宿までの移動時点ではグローバルWiFiかeSIMで乗り切りましょう。落ち着いてから現地SIMに切り替えると、コスト削減も可能です。グローバルWiFiであれば日本出発前に受け取れますし、eSIMであれば申込みから数時間で使えます。余裕があるうちに準備を済ませると、渡航直後の焦らずに済みます。
初めてのワーホリで土地勘がない場合は、渡航直後のネット環境を整えましょう。
現地でネットが必要になった人へ

すでに現地にいて、今すぐネット環境が必要な人は、現地SIMを購入しましょう。私自身、NZに渡航した直後は、ホームステイ先のWiFiで対応しました。WiFiがある場合は、Wifiで乗り切りながら現地SIMを購入するのが現実的です。現地のキャリアショップかスーパーマーケット内の販売コーナーで、現地SIMを購入できます。
「Prepaid SIM please.(現地SIMを購入したいのですが)」と伝えれば、申し込んだ当日から使えます。現地SIMを購入する際は、パスポートを持参してください。
とにかくコストを抑えたい人へ
通信費をできる限り削りたい人には、現地SIMをおすすめします。私が実際に使っていた月30〜50ドルというコストは、グローバルWiFiを1か月借りた場合と比べると安いです。グローバルWiFiは1日500〜1,000円程度が相場なので、30日使うと15,000〜30,000円になります。現地SIMなら月額で約3,000〜6,000円程度に抑えられます。
ただし、データ上限に達した際には追加課金が必要なので注意してください。通信費の節約と合わせて、ワーホリ中のお金管理全体を見直したい人は、下記の記事をご覧ください。
ワーホリ中のお金管理完全マニュアル【所持金10ドルになった失敗から学ぶ】
資金が尽きる前に現れた5つのサイン【所持金10ドルになった私の実体験】
現地SIMのメリット・デメリット【NZとオーストラリアでの実体験】

現地SIMのメリットとデメリットについて、下記の5点を解説します。
- 現地SIMのメリットはコスパの良さ
- 私がNZで使った2degrees
- データを使い切ると発生する追加課金
- 追加課金を防ぐための方法
- 現地SIMが向いている人・向いていない人
現地SIMのメリットはコスパの良さ
現地SIMのメリットは、1日あたりのコストが安いことです。私が使っていた月30〜50ドルというコストは、グローバルWiFiの1日500〜1,000円と比べると安いです。1か月換算でグローバルWiFiが15,000〜30,000円かかるのに対し、現地SIMなら3,000〜6,000円程度で済みます。
スマートフォンさえあれば、他に機材が必要ないのも現地SIMの魅力です。グローバルWiFiはルーターを持ち歩く必要がありますが、現地SIMはスマートフォンに差し込むだけで完結します。ファーム労働のように身体を使う仕事が多いワーホリでは、荷物が少ないほど助かります。
私がNZで使った2degrees

NZで2degreesを選んだのは、オークランドの語学学校に勧められたからです。語学学校のスタッフから「2degreesならすぐに学校で契約できる」と案内があったため、契約しました。当時の私には現地のキャリアを比較する知識も時間もなかったため、助かりました。
月のプラン料金は30〜50ドル程度で、データ容量と通話込みのプランだったと記憶しています。オークランド市内での通信品質は問題なく使えていました。ただし、ヘイスティングスのような地方都市に移動すると、エリアによって電波が弱かったです。農場の中では電波が1〜2本しか立たないことがあったのを覚えています。
地方でのファーム労働を予定している人は、通信状況を事前に確認しておくのをおすすめします。
データを使い切ると発生する追加課金
現地SIMのデメリットは、データ上限に達したときに追加課金が発生することです。私はNZでもオーストラリアでも、追加課金を行ったことがあります。「月30〜50ドルで収まると思っていたのに、気づいたら余計に払っていた」という状況でした。
追加課金が発生しやすいのは、動画視聴やSNS、地図アプリをオフラインマップなしで使っている場合です。YouTubeやNetflixをモバイルデータで見てしまうと、すぐに上限に達します。私も意識が甘く、月の後半でデータ不足に陥っていました。所持金が少ない時期と重なると、追加課金によって精神的に追い込まれます。
私が実際に所持金10ドルまで追い詰められた経緯については、下記の記事をご覧ください。
メルボルンで所持金10ドルにまで追い詰められた1か月サバイバル記録
追加課金を防ぐための方法

追加課金を防ぐための方法は、下記のとおりです。
- 動画視聴はWiFi接続時のみに限定
- オフラインマップを事前にダウンロード
- キャリアのアプリで残量を週1回確認
- データ使用量の警告を上限値に設定
効果が高かったのは、オフラインマップの事前ダウンロードです。あらかじめエリアのマップをダウンロードしておけば、WiFiなしでも経路検索できます。ファーム仕事をしていたときは、電波が弱いエリアに行くことも多かったため、何度も助けられました。データ管理を意識するだけで、追加課金は抑えられます。
慣れるまでは少し面倒に感じますが、節約のためにも習慣にしましょう。
現地SIMが向いている人・向いていない人
現地SIMにはメリットもデメリットもあります。自分に向いているかどうかを判断するために、下記を参考にしてください。
| 現地SIMが向いている人 | 現地SIMが向いていない人 |
|---|---|
| 長期滞在で通信費を抑えたい人 | PCやタブレットも同時にネットに繋ぎたい人 |
| スマートフォン1台で完結させたい人 | 渡航直後からネットを使いたい人 |
| 現地の中古ショップでスマートフォンを調達できる人 | SIMロック解除や端末調達が面倒に感じる人 |
| データ管理の習慣が付けられる人 | データ残量の管理が苦手な人 |
グローバルWiFiのメリット・デメリット

グローバルWiFiのメリットとデメリットについて、下記の5点を解説します。
- グローバルWiFiについて
- データ無制限で使えるプランがある安心感
- グローバルWiFiのデメリット
- グローバルWiFiの申し込み手順
- グローバルWiFiが向いている人
グローバルWiFiについて
グローバルWiFiとは、ポケット型のWiFiルーターを日本で受け取り、海外に持参して使うサービスです。ルーターがモバイル回線を受信し、スマートフォンやPCはそのルーターにWiFi接続することでネットが使えます。SIMカードを差し替える必要がなく、複数のデバイスを同時に接続できるのが現地SIMとの違いです。
現地SIMとの違いは、「準備をいつ、どこで行うか」という点です。現地SIMは渡航後に現地のキャリアショップや販売コーナーで購入できます。グローバルWiFiは渡航前に日本で申し込めば、出発前日にルーターの受け取りが可能です。空港のカウンターで受け取ることも可能ですが、受渡手数料として550円かかります。
出国ゲートを通過する前に受け取る必要がある点にも注意が必要です。渡航当日から確実にネットが使えるのが、グローバルWifiの特徴です。私自身、現地SIMの購入に手間取り、時間がかかりました。グローバルWiFiを用意しておく方がスムーズだったと感じます。
データ無制限で使えるプランがある安心感

グローバルWiFiには、データ無制限プランが存在します。現地SIMはプランごとにデータ上限が設定されており、上限を超えると速度が低下するので注意が必要です。私自身、NZでもオーストラリアでも、月の後半になると残量を気にしながらネットを使っていました。
一方、グローバルWiFiの無制限プランであれば、データ残量を気にせず使えます。ワーホリ中は求人サイトの閲覧や地図の確認、家族や友人との連絡など、ネットを使う場面が多いです。所持金が少なくなってくると、「データをあと何GB残しておかなければ」というストレスが加わります。
無制限プランはデータ残量のストレスをゼロにできるという点で、精神的なメリットが大きいです。ただし、「無制限」と表記されていても、大容量通信が続いた場合に通信会社側で速度を制限するケースがあります。申し込み前に利用規約の速度制限条件を確認しておきましょう。
グローバルWiFiのデメリット
グローバルWiFiのデメリットは、コストです。1日500〜1,000円程度が相場なので、1か月使い続けると15,000〜30,000円かかります。現地SIMの月30〜50ドル(約3,000〜6,000円)と比べると、月額で3〜6倍の差があります。ルーターを常に持ち歩く必要があるのもデメリットです。
ルーターは充電が必要で、バッテリーが切れるとネットが使えなくなるため注意してください。ファーム労働のように身体を使う仕事では、ルーターの管理が手間になります。下記の当てはまる人は、グローバルWiFiよりも現地SIMを検討しましょう。
- 1年以上の長期滞在を予定している
- 荷物をできるだけ少なくしたい
- 通信費を最大限に抑えたい
グローバルWiFiの申し込み手順

グローバルWiFiの申し込みは、日本にいる間にオンラインで完結できます。グローバルWiFiの申し込み手順は、下記のとおりです。
- 公式サイトにアクセスする
- 渡航日程を入力する
- 渡航先とプランを選択する
- 受取方法を選択する
- 支払い情報を入力して完了する
- 受け取り後、電源を入れて使用する
自宅配送(宅配便)を選ぶ場合、出発2~3日前の15時までに申し込むと、出発前日にルーターを受け取れます。なお、受取手数料として550円かかります。空港受け取りを選ぶ場合は、出発当日でも間に合いますが、受取カウンターの混雑に注意してください。返却は帰国後に宅配便で対応でき、手続き自体はシンプルです。
現地での通信費を含めたお金の使い方全般については、下記の記事をご覧ください。
【ワーホリ中のお金管理】クレカや現金、ATMの使い分け完全ガイド
グローバルWiFiの料金・プラン内容は時期やサービスによって異なります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
グローバルWiFiが向いている人
デメリットもある一方で、グローバルWiFiが向いている状況もあります。渡航直後の数週間は、現地に不慣れで何かと調べることが多く、ネットが使えないと精神的に追い込まれます。渡航直後はグローバルWiFiを使い、慣れてきたら現地SIMに切り替えるのが合理的です。
PCなどを頻繁に使う場合、1台のルーター繋げられるグローバルWiFiの利便性は大きいです。PCを使う機会が多い人や、リモートワークと並行してワーホリを行う人にはおすすめします。グローバルWiFiが向いている人をまとめると、下記のとおりです。
| おすすめな人 | 理由 |
|---|---|
| 渡航直後から確実にネット環境を確保したい人 | 現地に不慣れな時期でも、届いた瞬間から使えるため安心 |
| スマートフォン以外のデバイスも使いたい人 | 1台のルーターでPC・タブレット・スマホをまとめて接続できる |
| 現地SIMの手続きが不安な人 | 日本語で申し込みが完結し、現地での手続きが不要 |
| 短期間の滞在の人 | SIMを契約・解約する手間がなく、費用対効果が高い |
eSIM(World eSIM)という選択肢

eSIMについて、下記の4点をお話します。
- eSIMとSIMカードの違い
- eSIM対応か確認する方法
- eSIMの特徴と申し込み手順
- eSIMが向いている人
eSIMとSIMカードの違い
通常のSIMカードは、カードをスマートフォンのスロットに物理的に差し込んで使います。一方、eSIMはスマートフォン本体に内蔵された電子SIMです。インターネット上でプランを購入して設定するだけで使えます。カードの差し替えが不要なため、現地のショップへ行って購入する手間がかかりません。
私がワーホリに行っていた2017〜2019年当時は、eSIMはあまり普及していませんでした。eSIMがあれば、渡航直後の「WiFiだけで乗り切る期間」は不要だったでしょう。eSIMのメリットは、申し込みから使用開始までが完全にオンラインで完結することです。出発の当日でも、QRコードを読み込むだけで数分以内に通信が始まります。
荷物も増えず、ルーターの充電を気にする必要もないため、身軽に動きたいワーホリではおすすめの選択肢です。
eSIM対応か確認する方法

eSIMを使うためには、スマートフォンがeSIMに対応している必要があります。iPhoneの場合は、iPhone XS・XR以降の機種であればeSIMに対応可能です。Androidの場合は機種によって対応状況が異なります。下記の方法でeSIM対応かどうかを確認しましょう。
| 端末 | 確認手順 |
|---|---|
| iPhone | ・設定→「一般」→「情報」で「EID」(32桁の番号)が表示されれば対応 ・電話アプリで「*#06#」を入力し「EID」が表示されれば対応 |
| Android | ・設定→「ネットワークとインターネット」→「SIMカード」で「eSIMを追加」が表示されれば対応 ・電話アプリで「*#06#」を入力し「EID」が表示されれば対応 |
表示されない場合はeSIM非対応の可能性があります。端末のメーカー公式サイトで機種名と「eSIM対応」を検索して確認してください。eSIMに対応している端末でも、キャリアのSIMロックがかかっている場合は使えない場合があります。格安SIMや2021年10月以前に購入した端末を使っている人は、キャリアへの問い合わせが必要です。
渡航の1〜2週間前には余裕を持って確認しておきましょう。
eSIMの特徴と申し込み手順
World eSIMは、オーストラリアやニュージーランドを含む200以上の国と地域で使えるeSIMサービスです。日本にいながらオンラインで申し込みや設定を行えます。渡航の前日や当日でも手配が間に合うのがメリットです。申し込みの手順は下記のとおりです。
- 公式サイトにアクセス
- 渡航先とデータプランを選択
- 支払い情報を入力して申し込み完了
- QRコードかアプリでeSIMを設定
- 指示に従ってeSIMを有効化
現地SIMと比べると割高ですが、手続きが手軽で、すぐに使用できます。NZとオーストラリアを行き来するような場合でも、スマートフォンの設定を切り替えるだけで対応可能です。
World eSIMの料金・対応エリアは変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
eSIMが向いている人

eSIMが向いている人は、渡航直前まで準備が間に合わなかった人です。グローバルWiFiはルーターの配送が必要なため、申し込みから受け取りまでに数日かかります。eSIMであれば申し込み当日から使えるため、明日出発する状況でも対応可能です。荷物を増やしたくない人にも向いています。
ルーターが不要なため、グローバルWiFiより身軽に使えます。ただし、eSIMを申し込む場合は事前に下記を確認しましょう。
- スマートフォンがeSIM対応かどうか
- 渡航先でeSIMが使えるか
- デュアルSIM設定の対応方法
eSIMに対応していない端末ではeSIMは使えません。渡航前に余裕を持って確認しておきましょう。
ワーホリのネット環境に関するよくある質問

ワーホリのネット環境に関するよくある質問として、下記の3点を解説します。
- SIMフリースマホでないと使えないのか
- 空港で買うべきか、日本で準備すべきか
- ファームや地方でも繋がるのか
SIMフリースマホでないと使えないのか
現地SIMを使う場合は、SIMフリーの端末が必要です。SIMロックがかかった状態の端末では、現地のSIMカードを差し込んでも使えません。ただし、2021年10月以降に販売された端末はSIMロックがないため、比較的新しい端末であれば問題ありません。
私の場合は、日本から持参した端末がSIMロックであったため、現地ショップでスマートフォンを購入しました。現地の中古ショップはSIMフリー端末を扱っていることが多く、比較的安価に手に入ります。SIMロック解除をする時間がない人や、現地で端末トラブルが起きた人は、現地ショップで購入しましょう。
グローバルWiFiとeSIMについては、SIMロック端末でも使用できます。
空港で買うべきか、日本で準備すべきか

現地SIMは空港でも購入できますが、私は空港での購入を急がなくても良いと考えています。理由は、渡航直後は荷物も多く疲れているため、空港でキャリアを比較する余裕がないからです。私自身、NZに渡航したときはホームステイで落ち着いてから、現地SIMを調達しました。
一方で、グローバルWiFiとeSIMは渡航前に準備を済ませておくのが基本です。グローバルWiFiは日本の自宅への配送か空港カウンターで受け取れます。eSIMは申し込みから設定まですべてオンラインで完結するため、出発前日でも間に合います。渡航直後からネット環境を確保したい人は、グローバルWiFiかeSIMを日本で準備しましょう。
現地SIMを選ぶ場合でも、2〜3日だけグローバルWiFiかeSIMで対応するのをおすすめします。
ファームや地方でも繋がるのか
私がNZのヘイスティングスで2degreesを使っていたときは、農場内や宿泊場所でも使えていました。しかし、エリアによって電波が弱い場所があったのも事実です。農場の中や山間部では電波が1〜2本しか立たないこともありました。主要キャリアであれば、都市部から離れた地方でもある程度カバーされていることが多いです。
ただし、カバーエリアはキャリアによって差があります。ファーム労働を予定している人は、地域が対応エリアに入っているかどうかを、公式サイトで確認するのをおすすめします。グローバルWiFiとeSIMについても同様で、対応エリアの確認が必要です。「現地に行ってから繋がらなかった」という事態を避けるためにも、事前に確認しましょう。
まとめ

本記事では、ワーホリのネット環境について現地SIMやグローバルWiFi、eSIMを比較しました。コストを最優先するなら現地SIMを選ぶのが合理的です。ただし、SIMフリー端末と、データ上限の管理が必要です。現地SIMを利用する場合は、追加課金を防ぐための習慣を身に付けましょう。
渡航直後の安心感を重視するならグローバルWiFiが向いています。日本で準備が完結し、空港を出た瞬間からネットを使えます。PCなども同時に接続できるのが、グローバルWiFiの強みです。渡航初期に余裕を持ちたい人には、グローバルWiFiをおすすめします。手軽さと速さを求めるならeSIMを選びましょう。
eSIMなら渡航直前でも手配でき、ルーターを持ち歩く必要がありません。ただし、対応端末の確認が必須です。どの選択肢が正解かは、あなたの状況によって異なります。本記事を参考に、自分に合ったネット環境を渡航前に決めておきましょう。
※本記事は2017〜2019年の筆者個人の体験と2026年2月時点でのリサーチに基づく情報です。料金やサービス内容は現在と異なる場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
【関連記事】
- ワーホリ資金不足を防ぐ準備ガイド【リゾバで100万円貯める方法も解説】
- ワーホリ中のお金管理完全マニュアル【所持金10ドルになった失敗から学ぶ】
- メルボルンで所持金10ドルにまで追い詰められた1か月サバイバル記録

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