AUワーホリで仕事が見つからない理由と対処法【所持金10ドル実録】

「オーストラリアで仕事が見つからない」

検索する手が止まらなかった夜を、今でも覚えています。2018年10月、私はブリスベン近郊のイチゴ農場に採用されましたが、1日8時間働いて手取りわずか30ドルでした。時給換算で約4ドル、17日間の合計は約158ドルの赤字。所持金が10ドルまで減り、廊下にシュラフを敷いて眠る日々を送りました。

本記事では、そもそも仕事が見つからない人と見つかっても稼げない人の違いについて解説します。歩合制と時給制の判断軸、私が10件の応募を経て魚の卸会社で手取り600ドルを得るまでの過程も書きました。仕事探しが長引いたときの判断目安まで、順番に解説します。オーストラリアで仕事が見つからず焦っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

※本記事は私個人の2018〜2019年当時の体験をもとに書いています。最低賃金や労働法は改正されている場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。


目次

「見つからない」には2つの意味がある

オーストラリアで「仕事が見つからない」という悩みには、実は2つの意味があります。以下でセルフチェックしてみてください。

  • そもそも見つからない人の共通点
  • 見つかっても稼げない人の共通点

そもそも見つからない人の共通点

「仕事が見つからない」の1つ目は、そもそも応募や選考の段階でつまずいているケースです。私自身、メルボルンで経験不問の求人に応募しても、面接の連絡すら来ない日が何日も続きました。下記の項目に当てはまるものがないか、確認してみてください。

チェック項目内容
①都市部だけに絞っているメルボルンやシドニーなど競争率の高いエリアのみで探している
②履歴書が日本語の直訳調英文履歴書の書式や自己PRの表現が現地基準とズレている
③1つの職種に固執しているローカル求人だけに絞り、ファームや日系企業を選択肢に入れていない

私は当初、都市部のローカル求人ばかりに応募し、返事が来ない焦りを募らせていました。競争が激しい環境では、応募先の幅を狭めるほど不利になります。1つでも当てはまる場合、理由と対処法を詳しく解説するので、順番に確認してみてください。


見つかっても稼げない人の共通点

「仕事が見つからない」の2つ目は、採用はされたのに生活できる収入を得られないというケースです。私自身、ブリスベン近郊のファームに採用されたときは安堵しましたが、始まりに過ぎませんでした。「採用された」と「生活できる収入を得た」は、まったく別の問題です。歩合制で最低時給の保証がない求人に当たると、収入が伸びない可能性があります。

私の場合、1日8時間働いても手取り30ドル、時給換算で約4ドルという状況に陥りました。採用のハードルが低い求人ほど、落とし穴が潜んでいることをしっておきましょう。


仕事が見つからない3つの壁と乗り越え方

仕事が見つからない理由と乗り越え方について、下記の3点を解説します。

  • ワーホリ参加者数と競争率という現実
  • 英文履歴書と面接の英語力という壁
  • 職種ごとに採用基準が異なる現実

ワーホリ参加者数と競争率という現実

オーストラリアは、ワーホリにおいて人気の渡航先です。2017〜2018年当時でも、年間数万人規模の日本人がワーキングホリデービザでオーストラリアに渡航していました。メルボルンとシドニーは都市規模が大きく求人数も多い反面、ワーホリ参加者も集中します。

私がメルボルンで仕事を探していた時期、経験不問の求人に応募しても、面接の連絡すら来ない日がありました。競争相手は日本人だけではありません。他国からのワーホリ参加者も同じ求人に応募してきます。現地での就労経験がある外国人と同じ土俵で戦わなければならないのが、オーストラリアの現実です。

メルボルンやシドニーなどの都市部に留まり続けると、資金だけが削られる可能性があるので注意してください。私自身、所持金10ドルという極限状態まで追い詰められました。


英文履歴書と面接の英語力という壁

オーストラリアの求人に応募する際は、原則として英文履歴書が必要です。日本の履歴書とは書き方が異なります。自己PRの表現や書式を間違えると、採用担当者の目に留まる前に弾かれます。英文履歴書は、ネイティブか留学エージェントのサポーターに添削してもらいましょう。

自分で英訳した履歴書には、日本語的な表現が残りがちで、採用担当者に読みにくい印象を与えます。私が語学学校で添削を受けた履歴書は、レセプションとジャパレスの応募で実際に使い、採用につながりました。面接での英語力も大切です。「なぜ応募したのですか?」という基本的な質問でも、事前に答えを準備しているかどうかで印象は変わります。

完璧な英語でなくても、自分の言葉で答えられる準備さえあれば、面接官は誠実さを評価してくれます。渡航前であれば留学エージェントのサポートを、渡航中であれば語学学校のワークショップを活用しましょう。

ワーホリにエージェントはいらない?使った私と使わなかった私の結論


職種ごとに採用基準が異なる現実

オーストラリアの求人は、職種によって採用基準が異なります。ワーホリ参加者が選びやすい職種は、下記のとおりです。

項目ファーム(農場)ジャパレス(日本食レストラン)現地カフェ・バーなどのローカル求人
英語力不問のケースが多い場面によっては必要必須
日本語の活用ほぼなし生かしやすいなし
接客経験不問重視される必須
採用のハードル低い中程度高い
時給・収入歩合制か時給制かで変動中程度高め・安定しやすい
ビザ残り期間の影響比較的少ない短いと採用されにくい記載なし
備考稼げるかどうかは別問題―安定した収入を得やすい

ワーホリビザでは、原則として同一雇用主のもとで働ける期間は6か月までと定められています。ただし2024年1月以降、飲食業や農業関連では、6か月制限が撤廃されるケースが出てきました。ジャパレスやファームで長期雇用の話が出た場合は、確認しておくと選択肢が広がります。

ただし、制度変更は現地の日本人オーナーや留学情報サイトにも十分浸透していないのが実情です。「ワーホリは半年しか働けない」と思い込んでいる雇用主も多いため、気になる場合は直接確認してみることをおすすめします。制度の対象外の職種であれば、複数の職場を経験する前提で計画を立てると動きやすいでしょう。


採用されても稼げない罠【時給4ドルだった話】

採用されたのに稼げなかった私の体験を、簡潔にお伝えします。

  • 時給4ドルだった歩合制の罠
  • 歩合制と時給制の違いを知らずに選んだ失敗

時給4ドルだった歩合制の罠

2018年10月、私は日豪プレスで見つけたブリスベン近郊のイチゴ農場に応募し、採用されました。採用が決まった瞬間は安堵しましたが、現実は想像と違ったのです。初日、朝7時から夕方5時まで昼休憩を挟んで約8時間働きました。収穫作業は慣れていないこともあり、スピードが上がりません。夕方に作業を終えて計算した収入は、手取り30ドル。

時給換算でわずか4ドルです。当時のオーストラリアの最低時給は19ドル前後でしたが、最低時給保証がありませんでした。3日間で見切りをつけてメルボルンへ移動しましたが、17日間の合計では約158ドルの赤字。宿泊先は廊下にシュラフを敷いての雑魚寝という環境でした。詳しい経緯と収支の全記録は、下記の記事にまとめています。

オーストラリアのファーム、時給4ドルだった17日間【実録】

※最低賃金を下回る賃金支払いはオーストラリアの法律上違法です。身に覚えがある場合はFair Work Ombudsmanに相談できます。本記事の体験は2017〜2018年当時の私個人のケースであり、すべての農場がこうした状況というわけではありません。


歩合制と時給制の違いを知らずに選んだ失敗

私がファームで失敗した原因は、「歩合制」と「時給制」の違いを理解せずに応募したことです。「歩合制」と「時給制」の仕組みの違いは、下記のとおりです。

項目時給制歩合制(最低時給保証あり)
収入の計算方法働いた時間 × 時給収穫量で計算(最低時給を下回らない額を保証)
収入の安定性高い(一定額が保証)中程度(下限は保証される)
稼げる上限時給×時間が上限収穫量が多ければ時給以上も可能
リスク低い低〜中程度
こんな人に向いている安定収入を求める人リスクを抑えつつ稼ぎたい人

実は2022年4月28日以降、オーストラリアの農業分野では法律が改正されました。歩合制の労働者にも最低時給の保証が義務付けられています。収穫量が少ない日でも、最低時給を下回らない金額が支払われる仕組みが、本来のルールです。しかし私がブリスベンとメルボルンで働いた農場は、いずれも収穫量がそのまま収入に直結しました。

収穫が少ない日は最低時給を下回る支払いしか受け取れなかったのです。今振り返ると、未払い賃金だった可能性が高いと感じています。求人に応募する前に、「歩合制の場合、最低時給保証はあるか」を確認することはもちろん大切です。しかし、「歩合制でも最低時給は法律で保証されている」という前提も知っておきましょう。


赤字から手取り600ドルへ【魚の卸会社への転向】

ファームでの赤字生活から、どうやって立ち直ったのか。仕事探しの視点でお話しします。

  • 求職活動10件目、魚の卸会社からの採用
  • 初日に600ドルを前借り交渉した理由
  • 朝3時出勤・週48時間で手取り600ドル

求職活動10件目、魚の卸会社からの採用

メルボルンへ移動してからは本格的な求職活動を始めました。手元にはNZで作成した英文履歴書があったため、応募自体はすぐに動き出せました。しかし採用の連絡はなかなか来なかったのです。私は所持金10ドルまで追い詰められた時期、日豪プレスとIndeedを並行して使いました。

カフェやバー、魚の卸会社など経験不要の職種を中心にトータル10件ほど応募しました。意識したのは、時給制の求人に絞って安定を求めるという方針転換です。日系企業やローカル求人にコネがなかったメルボルンでは、地道に応募数を重ねるしかありませんでした。10件目の応募でようやく、魚の卸会社から採用の連絡が届いたのです。

日豪プレスで見つけた案件で、経験は一切問われませんでした。採用が決まったときの安堵感は、今でも覚えています。


初日に600ドルを前借り交渉した理由

採用が決まったとはいえ、給料日はまだ先です。初日の勤務を終えた後、私は勇気を出して会社に事情を説明しました。

筆者

実は所持金がほとんどなくて、生活が困っています。1週間分の給料を前借りさせていただくことは可能でしょうか

恥ずかしい気持ちもありましたが、背に腹は代えられません。幸い、会社の人は理解を示してくれて、600ドルを前借りできました。お金を受け取った瞬間、「助かった」と心の底から思いました。ただし、給料の前借りはすべての職場で可能とは限りません。前借りは最終手段として覚えておく程度に留めましょう。

海外キャッシングやWiseなど、事前に資金調達手段を準備しておくことをおすすめします。追い詰められてから頼むのではなく、余裕があるうちに手段を確保しておくことが、精神的な安心にもつながります。

【ワーホリ渡航前は必見】VISAカードの海外キャッシングが必要な話

Wiseを知らなかった私の後悔【銀行送金で3〜7営業日と言われて諦めた話】


朝3時出勤・週48時間で手取り600ドル

魚の卸会社での仕事は時給制で、給料もしっかり支払ってくれる会社でした。農場での歩合制とは違い、働いた時間に応じて確実に収入を得られました。勤務は週6日、朝3時出勤という過酷な条件でしたが、確実に働ける嬉しさは格別です。週48時間ほど働き、手取りで600ドル程度の収入。

ファーム時代の週マイナス61ドルという赤字から一転、メルボルンでの生活費を差し引いても毎週200ドル程度は貯金できました。

時期週の手取り週の収支
ファーム時代約53.6ドル赤字約61ドル
魚の卸会社転向後約600ドル貯金約200ドル

歩合制から時給制へ切り替えたことが、赤字生活から抜け出す決め手になったのです。前借り交渉を含めた所持金10ドルからの生活再建の詳細は、下記の記事で詳しくまとめています。

メルボルンで週50ドルで生活する方法【所持金10ドルから生還した実録】

※上記の収入額は2018〜2019年当時の私個人の体験です。時給や労働条件は雇用主や時期によって異なります。


AUワーホリで仕事を見つけるための対処法

仕事を見つけるための対処法について、下記の4点を解説します。

  • AU版・求人サイト一覧と使い分け方
  • 歩合制か時給制か、選び方の判断軸
  • 日本人コミュニティ経由で採用された事例
  • 都市で結果が出なければエリアを変える判断

AU版・求人サイト一覧と使い分け方

現地で仕事を探す際に使えるサイトの特徴をまとめました。

サイト名特徴
日豪プレス日本語で検索可能・ジャパレスやファームの求人が多い
Indeed幅広い職種を網羅・英語求人も多い
Seekオーストラリア最大規模の求人サイト・現地企業の求人が豊富
Gumtree個人掲示板に近い・ファームやシェアハウスの情報も混在

日本語求人サイトは日豪プレスのほかにもJAMS.TVなど複数存在しますが、使いやすい反面、日本人の競争率が高くなります。英語の求人サイトは採用のハードルが上がりますが、時給が高い案件に出会いやすいです。私は所持金10ドルまで追い詰められた時期、日豪プレスとIndeedを並行して使い、トータル10件ほど応募しました。

魚の卸会社から採用の連絡が来たのは、日豪プレスで見つけた案件でした。1つのサイトに絞らず、複数を並行して使うことで選択肢を広げましょう。Gumtreeは個人が投稿する掲示板スタイルのサイトで、掲載内容の正確性はサイト側で保証されていません。労働条件や給与の詳細は、応募前に確認するようにしてください。

求人サイトと並行して、レジュメを印刷して直接店舗に持参する方法も現地では一般的です。私自身はNZのヘイスティングスで、飛び込みで複数店舗にレジュメを渡しに行きました。店舗のマネージャーに直接手渡しできると、サイト経由より早く反応が得られます。


歩合制か時給制か、選び方の判断軸

仕事を選ぶ際の判断軸は、「歩合制か、時給制か」という賃金形態の違いにあると私は考えます。歩合制は英語力がほぼ不要で採用のハードルが低い反面、収入が不安定です。最低時給保証なしの歩合制に当たると、私のように赤字に陥る可能性があります。時給制は安定収入が見込める反面、接客経験や英語力が求められやすい傾向にあります。

私が寿司レストランに応募した際は語学学校での面接練習があったからこそ採用につながりました。英語でコミュニケーションができる人には、時給制の求人が向いています。「ファームで稼ぐ」を目的とする場合は、最低時給保証や繁忙期、歩合制の3条件が揃っている農場を選びましょう。

条件が1つでも欠けると、私のように所持金10ドルまで追い込まれる可能性があります。所持金が3週間分の生活費を切ったら、職種やエリアを見直しましょう。


日本人コミュニティ経由で採用された事例

求人サイトで応募しても決まらないとき、現地の日本人コミュニティが突破口になることがあります。私がヘイスティングスのファームで働き始めたきっかけも、バックパッカーで知り合った日本人から誘われたからでした。ブリスベンですれ違った日本人女性が「ここは最悪だから気をつけて」と警告してくれたのも、現地の情報です。

現地にいる人の声は、インターネットには載っていないリアルな情報の宝庫です。バックパッカーの共有スペースで日本人に話しかけることから始めてみてください。「どの求人が安定しているか」「どの職場が働きやすいか」という情報が、自然に集まります。応募方法よりも人とのつながりが、仕事の入り口になるケースは意外と多いです。


都市で結果が出なければエリアを変える判断

仕事探しが2週間以上うまくいかない場合、エリアを変えることが解決策になるケースがあります。メルボルンやシドニーといった大都市は求人数が多い反面、ワーホリ参加者も集中しています。ブリスベンやパースも同様で、都市部にいる限り競争率の高さは変わりません。

私がメルボルンで所持金10ドルまで追い詰められた原因のひとつは、エリアを変える判断が遅れたことです。都市部で10件近く応募し続けた期間、生活費だけが削られていきました。地方都市や農業エリアに移動すると、競争率が下がって採用されやすくなるケースがあります。下記に該当する場合は、エリア変えも視野にいれましょう。

  • 2週間応募し続けても結果が出ていない
  • 手元の資金が生活費3週間分を切りそう
  • 現地の情報が集まらない

AU・NZどちらのワーホリが自分に合っているか迷っている場合は、両国を実際に比較した記事も参考にしてください。

オーストラリアとNZ、ワーホリはどっちが得か【実体験比較】


都市別・仕事の見つけやすさ【メルボルン・ブリスベン・パース】

「メルボルン 仕事 ない」「ブリスベン 仕事 見つからない」「パース 仕事 見つからない」——私自身、メルボルンでまさにこの状態に陥ったので、検索する気持ちはよくわかります。都市部はどこも競争率が高いのは共通していますが、実際には都市ごとに求人の出方や向いている業種が違います。私が体験した範囲と、周りのワーホリ仲間から聞いた話をまとめます。

メルボルンは求人数自体は多いものの、日本人ワーホリの人口も国内最大級なため、カフェやレストランのホールなど人気職種は応募が集中します。私が所持金10ドルまで追い込まれたのも、まさにこのメルボルンでの求人探しでした。日本語が使えるジャパレス系や小売の求人サイトを併用しつつ、「2週間応募して反応がなければ職種を広げる」と早めに決めておくことをおすすめします。

ブリスベンはメルボルンやシドニーに比べると求人の絶対数は少なく感じますが、その分ワーホリの人口密度も低めで、体感的には競争率が落ち着いています。私自身はブリスベン近郊のファームで仕事を見つけましたが、周囲には「ブリスベン市内のカフェやオフィス系の求人は狙い目」と話す人もいました。都市部だけにこだわらず、近郊エリアまで探索範囲を広げると選択肢が増えます。

パースは他の都市から離れているぶん、求人サイトへの登録件数自体が少なく「見つからない」という声が上がりやすい都市です。一方で鉱山関連や物流など、他都市にはない業種の求人が出やすい側面もあります。私自身はパースで仕事を探した経験はありませんが、他都市で結果が出なかった人がパースやその近郊に移動して採用されたという話も聞きます。都市名だけで判断せず、業種や求人サイトの網羅性も含めて比較するのがおすすめです。

どの都市を選ぶにせよ、同じやり方を漫然と続けるのが一番のリスクです。前述の判断目安を参考に、結果が出ない場合は早めに軌道修正していきましょう。

仕事探しが長引いたときの判断目安【実体験】

仕事探しが長引いたときの判断目安として、下記の2点を解説します。

  • 資金と残りビザ期間から逆算する
  • 留学エージェントに相談しておく

資金と残りビザ期間から逆算する

仕事が見つからない状況が続くと、焦り始めます。私がメルボルンで所持金10ドルまで追い詰められたのも、動き出しの遅れが原因の1つでした。資金と残りビザ期間から、行動を切り替えるタイミングの目安をまとめました。

状況行動理由
残り資金が3週間分の生活費を切った職種・エリアを問わず手当たり次第に応募する資金が尽きると選択肢がゼロになる。余裕があるうちに行動範囲を広げる
仕事探しを始めて2週間以上結果が出ていないエリアを変える・職種を広げる同じ方法で同じエリアに留まり続けても状況は変わりにくい
ビザの残り期間が3か月を切っているファームの繁忙期を狙って場所を移す残り期間が短いと雇用側のリスクになる。短期間で稼ぎやすいファームに絞るのが現実的

「状況が変わらないなら早めに動く」という判断を、追い込まれる前に行うことが大切です。私の場合、ファームを見切って求職活動に切り替えたことで、魚の卸会社への採用につながりました。


留学エージェントに相談しておく

私が2017年にワーホリへ行った際、留学ドットコムを通じて語学学校とホームステイを手配しました。語学学校の手続き面ではサポートしてもらえましたが、ファームの詳細については確認できていなかったのです。後から振り返ると、エージェントへの相談段階で聞いておけばよかったことは複数あります。

最低時給保証がないファームの実態やシーズンについて確認すればよかったと後悔しています。おすすめの求人サイトを確認しなかったのも、失敗の原因でした。留学エージェントは語学学校の手配だけでなく、現地での生活や仕事探しについても相談できます。仕事をする目的を事前に伝えておくと、実態に即したアドバイスをもらえます。

複数社に相談して比較して、自分に合った情報を集めましょう。留学エージェントの選び方については、下記の記事をご覧ください。

ワーホリにエージェントはいらない?使った私と使わなかった私の結論


よくある質問

よくある質問として、下記の3点を解説します。

  • ファームでも生活できる収入は得られますか?
  • 安定した仕事はどうやって見つけましたか?
  • 英語力はどれくらい必要でしたか?

ファームでも生活できる収入は得られますか?

最低時給保証があり、繁忙期のタイミングが合えば得られます。私自身、ニュージーランドのヘイスティングスでは最低時給保証のあるファームで週400ドル程度の貯金ができました。一方、歩合制・最低時給保証なしのファームでは、週マイナス61ドルという赤字に陥ったのです。同じファームでも、条件によって結果は変わります。

安定した仕事はどうやって見つけましたか?

日豪プレスとIndeedを並行して使い、経験不問の職種を中心に10件ほど応募しました。歩合制ではなく時給制の求人に絞ったことが、結果的に安定収入につながりました。求人サイトだけでなく、現地の日本人コミュニティからの情報も活用しましょう。

英語力はどれくらい必要でしたか?

魚の卸会社では英語力はほとんど問われませんでした。一方、寿司レストランへの応募では、語学学校での面接練習が採用の決め手になったと感じています。職種によって求められる英語力は異なるため、渡航前に語学学校や留学エージェントで基礎を固めておくと選択肢が広がります。


まとめ

オーストラリアで仕事が見つからない理由は、「そもそも見つからない」と「見つかっても稼げない」という2つに分けられます。競争率の高さや英文履歴書の壁だけでなく、歩合制と時給制の違いを知らずに選んでしまうことも、落とし穴です。私自身、時給4ドルというどん底から、時給制の求人に切り替えたことで手取り600ドルの安定収入へと立て直しました。

英文履歴書の質を上げ、複数の求人サイトを利用し、口コミ情報を参考にすることが、仕事探しを前に進める力になります。仕事探しが長引いたと感じたら、2週間を目安にエリアや職種の切り替えを検討してください。手元の資金が生活費3週間分を切っているなら、切り替えのタイミングです。

お金の管理と仕事探しは、常にセットで考えることが現地で生き残るために大切です。

ワーホリ中のお金管理完全マニュアル【所持金10ドルになった失敗から学ぶ】

ニュージーランド版の「仕事が見つからない」体験についても、別の記事でまとめています。国ごとの違いと共通する対処法を合わせて読んでおくと安心です。NZ版は採用に至った成功体験を中心に話しています。

NZワーホリで仕事が決まらないのはなぜ?5つの原因と今日からできる対処法【実体験】

渡航前の準備として、留学エージェントや海外キャッシングの契約は、早めに済ませておきましょう。私のように所持金10ドルまで追い詰められる前に、選択肢を複数持っておくことが、ワーホリを行ううえで大切です。

ワーホリにエージェントはいらない?使った私と使わなかった私の結論

【ワーホリ渡航前は必見】VISAカードの海外キャッシングが必要な話

AU・NZを問わず仕事探しの共通ポイントを知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。

ワーホリで仕事が見つからない人へ|AU・NZ実体験から学ぶ対処法

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