ワーホリで使える銀行口座の作り方【オーストラリア・NZ】

「現地到着後に口座を作るのって大変そう……」と不安を感じていませんか?私がニュージーランドとオーストラリアでワーホリをした2017〜2019年当時、銀行口座開設は必須でした。給料の振込先として必要だったからです。ニュージーランドではANZ、オーストラリアではCommonwealth Bankを、到着後7日以内に開設しました。

銀行口座がないと給料が受け取れず、仕事が決まっても働けません。現金を大量に持ち歩くリスクもあるため、デビットカードで支払いを完結させる方が安全です。本記事では、現地で銀行口座を開設した実体験をもとに、銀行口座の必要性や開設手順、選び方を解説します。

2026年最新情報も含めてお伝えするので、これからワーホリに行く人はぜひ参考にしてください。

※本記事は2017〜2019年の経験や、2026年現在のリサーチ結果に基づいて執筆しています。最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。


目次

ワーホリで銀行口座は必要です

ワーホリにおける銀行口座が必要性について、下記の3点をお話しします。

  • 給料の振込先として必須
  • 日常生活でデビットカードが便利
  • 「銀行口座を作らない」はあり得ない

給料の振込先として必須

オーストラリアもニュージーランドも、給料は銀行振込が一般的です。面接時や採用時に口座番号を求められるケースがほとんどで、口座がないと仕事が決まっても給料が受け取れません。私が働いた職場のほとんどは、銀行振込でした。

ニュージーランドのファームでは週払いで銀行振込であり、毎週安定して給料が振り込まれたのを覚えています。オーストラリアのメルボルンで働いたファームも週払いで銀行振込でしたが、時給4ドルという低い賃金でした。現金手渡しの仕事の中には、税金を適切に処理していないケースも存在します。

雇用条件を確認し、不安な場合は下記の窓口に相談することをおすすめします。

相談窓口名役割公式サイト
オーストラリアFair Work Ombudsman労働条件・賃金に関する相談https://www.fairwork.gov.au/
ニュージーランドEmployment New Zealand雇用に関する情報提供・相談https://www.employment.govt.nz/

銀行口座がないと、まともな仕事に就くことすら難しいのが現実です。給料の振込先として、銀行口座は必須だと考えてください。

日常生活でデビットカードが便利

ニュージーランドもオーストラリアも、EFTPOS(デビットカード決済)が主流です。スーパーでもカフェでも、ほとんどカード決済で済みました。現金を持ち歩くリスクを考えると、デビットカードの方が安全です。私はバックパッカーで、冷蔵庫の食料を何度か盗まれた経験があります。

共同生活では盗難リスクがあるため、大金を持ち歩かないようにしていました。必要最小限の現金のみを財布に入れ、あとはデビットカードで支払いを完結させていたのを覚えています。ATMで現金を引き出すのも週に1回程度で済み、ほとんどの店でカード決済が可能でした。

銀行口座のデビットカードがあれば、現金を大量に持ち歩く必要がありません。盗難リスクを最小限に抑えながら、快適に生活できるのがデビットカードの利点です。

「銀行口座を作らない」はあり得ない

私の周囲では、口座なしでワーホリをした人はいませんでした。Wise単体で生活できるかもしれませんが、現実的には困難です。雇用主が「銀行口座番号が必要」と言うケースがほとんどで、Wiseのアカウント番号では受け付けてもらえない可能性があります。

私が働いた職場では、ほとんど「現地銀行の口座番号を教えてください」と言われました。Wiseの口座情報を伝えても、システム上対応できないケースが多いのが実情です。Wiseとお金管理の詳細については、下記の記事をご覧ください。

ワーホリ中のお金管理完全マニュアル【所持金10ドルになった失敗から学ぶ】

Wiseを知らなかった私の後悔【銀行送金で3〜7営業日と言われて諦めた話】


私が開設した銀行口座【ニュージーランド・オーストラリア】

私が開設した銀行口座について、下記の3点をお話しします。

  • ニュージーランド:ANZ
  • オーストラリア:Commonwealth Bank
  • スムーズに銀行口座を開設できた理由

ニュージーランド:ANZ

最初の渡航先はニュージーランドでした。到着後7日以内に、ANZのオークランド支店で口座を開設しました。なぜANZを選んだかというと、ニュージーランドの大手銀行で、ATMが多かったからです。実際に留学エージェントからも、ANZを勧められました。開設時の印象はスムーズで、職員が丁寧にサポートしてくれます。

ある程度の英語力があれば問題なく、必要書類を揃えていたので30分程度で完了しました。ANZの詳細は下記のとおりです。

項目内容
銀行名ANZ(ニュージーランド)
口座タイプANZ Go Account
月額口座維持費なし
取引手数料電子決済なら無料
公式サイトhttps://www.anz.co.nz/personal/bank-accounts/go-account/

2017年当時も月額口座維持費はなかったと記憶しています。給料が定期的に振り込まれていたため、維持費を気にする場面がありませんでした。

オーストラリア:Commonwealth Bank

ニュージーランドのあとは、オーストラリアに渡航します。メルボルン到着後7日以内に、Commonwealth Bankで口座を開設しました。Commonwealth Bankを選んだ理由は、ATM数が圧倒的に多かったからです。地方でも見つけやすく、ファームに行く予定だったので地方でもATMが多い銀行を選びました。

日本人ワーホリに人気だったのも理由の1つです。口座開設時の印象は、ニュージーランドでの経験があったので、よりスムーズに開設できました。Commonwealth Bankの詳細は、下記のとおりです。

項目内容
銀行名Commonwealth Bank
口座タイプSmart Access Account
月額口座維持費4ドル
月額口座維持費の免除条件以下のいずれかに該当すれば免除• 25歳以下• フルタイム学生• 毎月2,000ドル以上の入金(週500ドル程度の給料があれば達成可能)
公式サイトhttps://www.commbank.com.au/personal/bank-accounts/smart-access.html

私は魚の卸業者で週600ドル程度稼いでいたため、「毎月2,000ドル以上入金」の条件で免除されていました。

※最新の条件や手数料は、必ず各銀行の公式サイトでご確認ください。

スムーズに銀行口座を開設できた理由

私がスムーズに銀行口座を開設できた理由は、下記の4点です。

  • 到着後すぐに開設した
  • ある程度の英語力があった
  • 必要書類を事前に調べていた
  • 留学エージェントから情報収集していた

6週間以内に開設すれば追加書類が不要です。私は7日以内に開設したため、パスポートとビザだけで済みました。中学レベルの英語と基本的な単語が理解できれば、銀行口座を開設できます。パスポートやビザ、マイナンバーを準備していれば、スムーズに手続きできます。留学エージェントからも情報をもらっていたため、不安が少なかったです。

留学エージェントの詳細については、下記の記事をご覧ください。

留学ドットコムを使ってみた感想【メリット・デメリット】


【重要】到着後6週間以内に開設すべき理由

到着後6週間以内に口座開設すべき理由について、下記の4点をお話しします。

  • オーストラリアの6週間ルールについて
  • 私が7日以内に開設した理由
  • オーストラリアで6週間を過ぎた場合の対処法
  • ニュージーランドで開設する場合の注意点

オーストラリアの6週間ルールについて

オーストラリアの制度として、入国後6週間以内ならパスポートとビザだけで銀行口座を開設できます。6週間を過ぎると100点システムが適用され、複数の身分証明書を組み合わせて100点に到達する必要があります。バックパッカー滞在だと必要書類の取得が困難です。

運転免許証や住所証明、公共料金の請求書などが求められますが、短期滞在者には揃えにくい書類ばかりです。6週間ルールを守れば、面倒な手続きを回避できます。ニュージーランドの場合は6週間ルールは存在しませんが、到着直後から住所証明が必要です。

ただし、ホームステイ先や留学エージェントのサポートで代用可能なケースが多いです。私の場合、ホームステイ先の住所を活用して7日以内に開設できました。

私が7日以内に開設した理由

私が到着後7日以内に開設した理由は、早期開設の重要性を事前に知っていたからです。留学エージェントから教えてもらったおかげで、到着後すぐに行動できました。早く給料を受け取りたかったという理由もあります。仕事探しの際に口座番号を聞かれるため、口座がないと仕事が決まっても給料が受け取れません。

私は早く働き始めたかったので、到着後すぐに口座を開設しました。

オーストラリアで6週間を過ぎた場合の対処法

6週間を過ぎてしまった場合の対処法は、下記の3つです。

対処法対応方法
100点システムに必要な書類を揃える運転免許証(国際免許証)やシェアハウスの賃貸契約書などを組み合わせて、100点を目指します。
複数の支店を回ってみる支店によって対応が異なるため、複数の支店を訪問する必要があります。
留学エージェントに相談する留学エージェントによっては、口座開設のサポートを行ってます。

ある人は6週間を過ぎて開設しようとした際、シェアハウスの契約書を持参したとのことです。しかし、点数が足りずに受け付けてもらえなかったとのことでした。別の支店に行き、追加書類を提出してようやく開設できたそうですが、支店の裁量や担当者の判断次第のようです。

ニュージーランドで開設する場合の注意点

ニュージーランドでは到着直後から住所証明が必要です。住所証明の方法としては、ホームステイ先の住所を使用する方法があります。私はホームステイ先の住所を使用して開設しました。ホステルからの滞在証明書を取得する方法も、多くの銀行で受け入れられています。

留学エージェントのサポートを利用することもできますが、有料の場合もあります。いずれの国でも、到着後できるだけ早く、遅くても2週間以内に開設しましょう。

銀行口座開設の流れ【完全ガイド】

銀行口座開設の流れについて、下記の3点をお話しします。

  • 開設前に準備すべきもの
  • 窓口での開設手順【7ステップ】
  • 開設時に使える英語フレーズ集

開設前に準備すべきもの

銀行口座開設前に準備すべきものは、下記の4点です。

  • パスポート
  • ワーキングホリデービザ
  • 滞在先の住所
  • マイナンバー

ワーキングホリデービザはスマホの画面提示でも対応可能ですが、印刷しておくことをおすすめします。住所はメモ書きで問題なく、郵便番号も事前に調べておくとスムーズです。マイナンバーについては、番号をメモして持参するか、カードのコピーを用意しておけば大丈夫です。

必要書類の最新情報は、各銀行サイトで確認してください。銀行によってはタックスファイルナンバー(TFN)を求められることもありますが、TFNは後からオンラインで登録可能です。Commonwealth Bankでは渡航14日前までにオンライン申請が可能です。

ただし、到着後20日以内に支店でID確認を完了する必要があるので注意してください。ANZでは渡航90日前から申請可能ですが、到着後に支店での本人確認が必須です。一部の銀行ではワーキングホリデービザ保持者の事前開設を制限しているケースもあります。

窓口での開設手順【7ステップ】

窓口での開設手順を7ステップで解説します。

STEP
支店選びと営業時間を確認する

支店はGoogle Mapで「ANZ Auckland」など、銀行名と都市名を組み合わせて検索できます。営業時間は平日9:00~16:00が一般的で、土日は閉まっているケースが多いため確認しましょう。口コミに「日本語対応スタッフがいる」などの情報があれば参考にしてください。

STEP
オンラインで予約して来店する

口座開設は事前にオンラインで予約することをおすすめします。予約なしで来店すると長時間待たされる可能性が高いためです。予約した場合は予約時間に支店へ行き、受付で予約者であることを伝えます。予約なしで来店した場合は、受付で用件を伝え、番号札やデジタル待機列の案内を受けます。

窓口に呼ばれたら「Hi, I would like to open a bank account.(こんにちは、銀行口座を開設したいです)」と伝えましょう。パスポートやビザ、住所メモなどをそろえておくと、話が早く進みます。

STEP
口座タイプを選ぶ

職員が口座の種類を説明してきます。多くの場合、複数の口座をセットで開設するよう提案されます。よくある提案としては、Transaction account(普通預金口座)と、Savings account(貯蓄口座)の組み合わせです。セット開設のメリットは、貯蓄用と生活費用を分けて管理できる点にあります。

私はシンプルにしたかったので普通預金口座のみを開設しました。基本的には職員の提案に従ってOKですが、不要なら断っても問題ありません。

STEP
個人情報を入力する

職員がパソコンに情報を入力します。質問される内容は下記のとおりです。

質問内容(英語)日本語訳回答例
How long are you staying in Australia/New Zealand?どのくらい滞在しますか?I’m staying for one year.(1年間滞在します)
What type of visa do you have?どのビザですか?I have a working holiday visa.(ワーキングホリデービザです)
What is your address?住所は?住所メモを見せる
Do you have a phone number?電話番号は?現地で取得した携帯番号を伝える、まだ携帯番号がない場合は「Not yet」でOK
STEP
契約書にサインする

契約書への署名は、パスポートに記載されている署名と同じスタイルで行うことをおすすめします。私の場合、パスポートに漢字で署名していたため、銀行の契約書でも同じ漢字で署名しました。複数枚の契約書にサインを求められますが、すべて同じ署名で統一してください。

署名の一貫性が重要なため、途中で署名スタイルを変えないようにしましょう。

STEP
デビットカード郵送の確認をする

デビットカードは後日郵送されます。職員に確認すべき内容は下記のとおりです。

確認事項(英語)日本語訳補足
When will I receive my card?いつカードが届きますか?通常1週間程度
Will it be sent to this address?この住所に送られますか?住所が正確に伝わっているか再確認

バックパッカーに滞在している場合、デビットカードは受付で保管されることが多いです。デビットカードの到着時期になったら、「I have a card from Commonwealth Bank.(銀行からカードが届いているはずです)」と確認してください。

STEP
モバイルアプリをセットアップする

スマホに銀行アプリをダウンロードしましょう。仮パスワードをSMSで受信してからアプリにログインし、動作確認します。セットアップ時間は、およそ30分程度かかる見込みです。

開設時に使える英語フレーズ集

銀行口座の開設時に使える英語フレーズを紹介します。

基本フレーズ

英語フレーズ日本語訳使用場面
I would like to open a bank account.口座を開設したいです窓口で最初に伝える
I’m on a working holiday visa.ワーキングホリデービザですビザの種類を聞かれたとき
I’m staying for one year.1年間滞在します滞在期間を聞かれたとき
This is my address.これが私の住所です住所を伝えるとき

質問フレーズ

英語フレーズ日本語訳使用場面
When will I receive my card?いつカードが届きますか?カード郵送について確認するとき
Is there a monthly fee?月額費用はかかりますか?口座維持費を確認するとき
How can I waive the monthly fee?月額費用を免除するにはどうすればいいですか?手数料免除の条件を聞くとき
How can I check my balance?残高はどうやって確認しますか?残高照会方法を聞くとき
Can I use this card at ATMs?このカードはATMで使えますか?カードの使用方法を確認するとき

困ったときのフレーズ

英語フレーズ日本語訳使用場面
Sorry, could you say that again?すみません、もう1度言ってもらえますか?聞き取れなかったとき
Could you speak more slowly?もっとゆっくり話してもらえますか?話すスピードが速いとき
Can you write it down?書いてもらえますか?重要な情報を記録したいとき

上記のフレーズを覚えておけば、窓口での手続きはスムーズに進みます。


どの銀行を選ぶべき?【状況別の選び方】

どの銀行を選ぶべきかについて、下記の4点をお話しします。

  • 私が選んだ理由(実体験)
  • 状況別の選び方(2026年情報ベース)
  • 4大銀行の比較(2026年リサーチ情報)
  • オンライン完結型の選択肢(2026年最新)

私が選んだ理由(実体験)

私はニュージーランドで、ANZを選びました。ANZは大手で情報が多く、留学エージェントからもおすすめされたからです。ATMが多いのも選んだ理由の1つです。オーストラリアではCommonwealth Bankを選びました。ファームに行く予定だった私には地方のカバー率が重要でした。日本人ワーホリに人気だったのも理由の1つです。

周囲の日本人が使っている銀行を選ぶと、情報が集まりやすいのでおすすめします。

※私が2017年に選んだ基準は、当時の状況に基づくものです。2026年現在では、オンライン銀行や新サービスも登場しているため、最新情報をご確認ください。

状況別の選び方(2026年情報ベース)

都市部メインで滞在する場合、どの銀行でもATMは多数あるため、口座維持費の免除条件で選ぶのが現実的です。25歳以下であればどの銀行でも維持費免除が多いので、日本人に人気の銀行を選びましょう。26歳以上で学生でない場合、維持費が完全無料なので、NABをおすすめします。

毎月2,000ドル以上の入金見込みがある場合や、ファームに行く場合は、Commonwealth Bankをおすすめします。小さな町でもCommonwealth BankのATMがあるからです。地方に行く場合は、ATM数を最優先にしましょう。

※最適な銀行は個人の状況により異なります。各銀行の最新情報をご確認ください。

4大銀行の比較(2026年リサーチ情報)

オーストラリアの4大銀行を比較します。

銀行名ATM数口座維持費口座維持費免除条件特徴公式サイト
Commonwealth Bank最多月4ドル25歳以下/学生/毎月2,000ドル以上入金ATM数最多
地方に強い
https://www.commbank.com.au/
ANZ多い月5ドル25歳以下/学生/毎月2,000ドル以上入金日本語対応ありhttps://www.anz.com.au/
NAB多い無料免除条件なし(完全無料)維持費なしhttps://www.nab.com.au/
Westpac多い月5ドル21歳以下/学生学生向けプログラムありhttps://www.westpac.com.au/

ニュージーランドの主要銀行を比較します。

銀行名口座維持費特徴公式サイト
ANZ Go Account無料電子決済なら手数料無料https://www.anz.co.nz/
ASB無料電子明細に切り替えで無料https://www.asb.co.nz/
BNZ YouMoney無料月額費用なしhttps://www.bnz.co.nz/
Westpac Everyday条件により無料電子取引は無料https://www.westpac.co.nz/

※最新情報は各銀行公式サイトで確認してください。

オンライン完結型の選択肢(2026年最新)

2026年最新のトレンドとして、オンライン完結型の銀行サービスが増えています。オーストラリアのオンライン銀行の例として、ANZ Plusがあります。ANZのデジタル専用銀行アプリで、支店不要でアプリで完結し、口座維持費も無料です。Up Bankという完全デジタル銀行もあり、口座維持費無料で若年層に人気があります。

オンライン銀行のメリットは、口座維持費が無料のケースが多いことです。アプリで完結するため支店に行く必要がなく、24時間いつでも手続き可能です。一方、オンライン完結型の銀行サービスにはデメリットもあります。対面サポートがなく英語でのチャット・メール対応のみとなるので注意してください。

現金入金が困難であり、6週間ルール適用時に本人確認が必要なケースもあるので気を付けましょう。従来型の支店がある銀行で開設し、慣れてからオンライン銀行をサブとして検討するのをおすすめします。トラブル時に支店で対面サポートを受けられる安心感があるからです。


口座開設後にすべき3つのこと

口座開設後にすべきことについて、下記の3点をお話しします。

  • デビットカード到着後の初期設定
  • モバイルアプリの活用
  • TFN・IRDの登録

デビットカード到着後の初期設定

カードが届いたら、下記の3ステップで初期設定を行います。

STEP
封筒を開封し、カードと説明書を確認する

カードが郵送されてきたら、封筒を開封します。カードと一緒に説明書が入っているので、詳細を確認しましょう。

STEP
カードを有効化しPINコード(暗証番号)を設定する

銀行アプリや説明書に記載された電話番号、支店で有効化できます。有効化と同時に4桁のPINコードを設定します。2026年現在はモバイルアプリでの設定が主流です。

STEP
カードの動作確認を行う

有効化が完了したら、ATMで少額($20程度)を引き出してテストすることをおすすめします。問題なく引き出せれば、カードが正常に使えることを確認できます。

1週間経ってもデビットカードが届かなければ、銀行に連絡してください。バックパッカーの場合、受付で保管されていることがほとんどです。受付に「I have a card from Commonwealth Bank.(銀行からカードが届いているはずです)」と確認しましょう。住所が間違っている可能性もあるので、必要なら銀行にも問い合わせてください。

モバイルアプリの活用

オーストラリアとニュージーランドの主要銀行が提供するモバイルアプリには、便利な機能が揃っています。リアルタイムで残高が確認できるため、給料が振り込まれたかどうかをすぐに把握できます。私も給料日にはアプリを開いて、入金を確認するのが習慣になっていました。

アプリから直接送金できる機能も便利です。家賃や友人への送金がアプリ内で完結するため、銀行に行く必要がありません。取引履歴の確認機能により、いつ、どこで、いくら使ったかが一目でわかります。無駄遣いを防げるのも、モバイルアプリのメリットです。

残高が一定額を下回るとアラートが届く設定にしておけば、お金が足りなくなる前に気付けます。プッシュ通知によるアラート設定も可能なので、ぜひ活用しましょう。

TFN・IRDの登録

オーストラリアで働く前に取得しなければならないのが、タックスファイルナンバー(TFN)です。TFNとは、オーストラリアの納税者番号のことで、給料を受け取るために必要な番号です。働き始める前に取得しなければいけません。TFNは、オーストラリア国税庁(Australian Taxation Office)のウェブサイトからオンラインで申請できます。

申請後、番号が郵送で届くまでには最大28日かかります。私の経験では、2017年当時は2週間ほどで届きましたが、余裕を持って4週間程度見ておきましょう。TFN番号を受け取ったら、銀行口座に登録してください。登録はモバイルアプリまたはオンラインバンキングから簡単に行えます。

TFNを銀行口座に登録しないと、利息収入に対して高い税率(最大47%)で源泉徴収されます。雇用主にTFNを提供しないと、給与から47%もの高い税率で源泉徴収されるので注意してください。取得後すぐに雇用主と銀行の両方に提供しましょう。

項目オーストラリア(TFN)ニュージーランド(IRD番号)
名称Tax File Number (TFN)IRD Number (Inland Revenue Department Number)
申請方法オンライン申請オンライン申請
申請先ウェブサイトAustralian Taxation Office (https://www.ato.gov.au/)Inland Revenue (https://www.ird.govt.nz/)
到着期間最大28日(約4週間)オンライン申請(新規到着者):10営業日以内紙の申請:12営業日以内
未登録時の源泉徴収税率給与・利息収入:最大47%給与:最大税率での源泉徴収
登録先雇用主・銀行口座雇用主・銀行口座
TFN・IRD番号の比較

ニュージーランドで働く場合は、TFNではなくIRD番号が必要です。IRD番号はTFNと同様の納税者番号制度で、上記の表に記載した方法でオンライン申請できます。


銀行口座とWiseの使い分け

銀行口座とWiseの使い分けについて、下記の3点をお話しします。

  • Wiseとは:海外送金に特化したサービス
  • 2017~2019年当時のWiseを知らなかった私
  • 銀行口座とWiseの使い分け方

Wiseとは:海外送金に特化したサービス

Wiseは、海外送金を安く速く行えるオンライン送金サービスです。従来の銀行送金と比べて、手数料が大幅に安く、送金スピードも速いのが特徴です。日本からオーストラリアやニュージーランドに送金する場合、銀行送金だと手数料が6,000円程度かかります。

所要時間も3〜7営業日必要ですが、Wiseなら手数料は680〜800円程度で、数時間から1営業日で着金します。アプリから簡単に送金でき、為替レートも透明性が高いため、ワーホリ中の生活費の補充に便利なサービスです。

2017~2019年当時のWiseを知らなかった私

2017~2019年のワーホリ期間中、私はWiseの存在を知りませんでした。現地の銀行口座だけで生活していたため、日本から緊急で送金してもらう必要があったときに、対応に苦労したのを覚えています。ニュージーランドで資金面に不安を感じたとき、地方銀行に電話で送金方法を問い合わせました。

「送金手数料は約3,000円、所要時間は3〜7営業日かかります」という回答を聞いて、諦めたのを覚えています。メルボルンで所持金が10ドルまで減ったときも、同様の理由で日本からの送金という選択肢を取れませんでした。Wiseを知っていれば、状況は変わっていたはずです。

銀行口座とWiseの使い分け方

もし今ワーホリに行くとしたら、現地銀行口座とWiseを併用する形で使い分けます。給料受取には現地銀行口座が必須です。Wise単体では給料受取が困難なため、現地銀行口座の開設は避けて通れません。日本からの送金が必要になった場合は、Wiseを使います。

銀行送金だと手数料が6,000円程度かかり、所要時間も3〜7営業日ほどかかります。Wiseなら手数料は680〜800円程度で、数時間から1営業日で着金可能です。資金が厳しいときには、Wiseは頼りになります。日常生活では、現地銀行のデビットカードを使うでしょう。

スーパーやカフェ、レストランなど、日々の買い物は現地銀行のカードで対応できます。ATMでの現金引き出しも、自分の銀行のATMなら手数料無料で利用できます。現地銀行口座を主軸として、Wiseは日本からの緊急送金用として持っておくと安心です。Wiseについて詳しく知りたい人は、下記の記事をご覧ください。

Wiseを知らなかった私の後悔【銀行送金で3〜7営業日と言われて諦めた話】


銀行口座開設や使用時のよくある質問

銀行口座開設や使用時のよくある質問について、下記の3点をお話しします。

  • 日本から事前に開設できる?
  • 英語が苦手でも開設できる?
  • カードを紛失したらどうする?

日本から事前に開設できる?

私が2017年にワーホリに行った当時は、オンライン事前開設という選択肢を検討しませんでした。2026年現在では、一部の銀行が日本からのオンライン事前開設に対応しています。代表的な銀行として、Commonwealth BankとANZ Plusが挙げられます。

Commonwealth Bankは日本からオンライン開設が可能で、到着後すぐに使える点がメリットです。しかし、本人確認は現地支店で20日以内に行う必要があります。ANZ Plusはオンライン完結型の銀行で、アプリだけで手続きが完了し、支店に行く必要がありません。

日本からの事前開設をする場合、銀行の公式サイトでオンライン申請を行ってください。パスポートとビザの情報を入力したら、滞在先住所を入力しましょう。バックパッカーの住所でも問題ありません。現地に到着後、支店またはオンラインで本人確認を済ませると、カードが郵送されます。事前開設と現地開設の比較表は、下記のとおりです。

項目日本からの事前開設現地到着後の開設
到着後の利用開始すぐに使える(口座番号がわかる)開設後すぐに使える
窓口に行く必要性本人確認で必要なケースが多い(20日以内)開設時に1回必要
英語での対面不要(チャット・メールで対応可能)必要(窓口での手続き)
トラブル時の対応日本から対処が困難現地で直接相談できる
対応銀行一部の銀行のみ(Commonwealth Bank、ANZ Plusなど)ほぼすべての銀行
おすすめの人英語に不安がある人
到着後すぐ働きたい人
対面サポートがほしい人、柔軟に対応したい人

現地到着後でも2週間程度なら間に合うので、事前開設は必須ではありません。私自身も現地到着後に開設しましたが、困りませんでした。ただし、英語に不安がある人や、到着後すぐに働きたい人にとっては、事前開設は有効な選択肢です。

英語が苦手でも開設できる?

ある程度の英語力があればスムーズに開設できます。中学レベルの英語と基本的な単語が理解できれば十分で、必要書類さえ揃えておけば、職員が手続きを進めてくれます。私自身も2017年当時、完璧な英語を話せたわけではありませんでしたが、問題なく開設できました。英語に不安がある場合の対策方法は、下記のとおりです。

対策方法メリットデメリット・注意点
日本語対応スタッフがいる支店を探す日本語で相談できる事前に電話で確認が必要
地方では難しい
英語フレーズを紙に書いておく簡単に準備できる
最低限のコミュニケーションが取れる
複雑な質問には対応できない場合がある
留学エージェントに同行してもらう言葉の不安を完全に解消できる有料のケースが多い
オンライン開設を検討する自分のペースでゆっくり進められる
翻訳ツールが使える
本人確認で支店に行く必要がある場合もある

英語が苦手でも、必要書類さえ揃えていれば何とかなります。実際、多くのワーホリ参加者が同じ状況で乗り越えていますので、怖がらずにトライしてみましょう。どうしても不安な場合は、オンライン開設や留学エージェントのサポートを検討するのをおすすめします。

カードを紛失したらどうする?

カードを紛失したときは、銀行に連絡してカードを停止してください。モバイルアプリからでも簡単に停止できます。カードを停止したら、支店で再発行手続きを行いましょう。再発行手続きをする際はパスポートを持参する必要があります。銀行によっては再発行手数料がかかる場合があるため注意してください。

新しいカードは郵送で届きますが、到着までには1〜2週間程度かかります。アプリを事前にインストールしておけば、緊急時にも対応できます。カード紛失を防ぐための予防策として、カードと現金を別の場所に保管することが大切です。カード番号をスマホにメモしておくのもおすすめします。

ただし、写真として保存するのはセキュリティ上おすすめしません。


まとめ

ワーホリで銀行口座は必須です。給料の振込先として必要なだけでなく、仕事探しの際に口座番号を求められるため、到着後すぐに開設すべきです。私はニュージーランドでANZ、オーストラリアでCommonwealth Bankを開設し、どちらも到着後7日以内に開設しました。

開設時のポイントは「到着後6週間以内に開設する」ことです。6週間を過ぎると住所証明などの追加書類が必要になり、ハードルが上がります。早めに行動することで手続きが簡単になり、必要最低限の書類だけで済みます。銀行を選ぶ際は、都市部に滞在するなら口座維持費の条件を、ファームに行くならATM数を重視しましょう。

2026年現在では、ANZ Plusのようなオンライン銀行も選択肢の1つとして検討する価値があります。窓口での手続きについては、ある程度の英語力があれば問題ありません。必要書類であるパスポートやビザ、住所、マイナンバーを準備してから銀行に行きましょう。基本的な英語フレーズを覚えておけば、職員が丁寧にサポートしてくれます。

英語に不安がある場合は、日本からのオンライン開設も選択肢として検討しましょう。私の周囲では口座なしでワーホリをした人はいませんでした。Wise単体では給料受取が困難なケースが多いため、現地銀行口座の開設をおすすめします。

銀行口座開設を含めた渡航準備全般を相談したい人は、留学エージェントへの相談もおすすめです。詳細は、下記の記事をご覧ください。

※本記事は2017-2019年の経験や、2026年現在のリサーチ結果に基づいて執筆しています。最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。口座維持費や手続き、オンライン開設の可否などは変更されている可能性があります。


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【重要】免責事項

本記事は、筆者が2017~2019年にニュージーランドとオーストラリアで開設した銀行口座の体験をもとにしています。以下の点にご注意ください。

◆ 情報の時期について

  • 筆者の経験: 2017~2019年
  • 口座維持費、手数料、ATM利用条件、開設手順などは変更されている可能性があります
  • 2026年最新情報としてリサーチした内容も含まれていますが、銀行の方針変更により情報が古くなっている可能性があります
  • 最新の情報は必ず各銀行の公式サイトでご確認ください

◆ 公式サイトリンク

オーストラリア:

ニュージーランド:

公的機関:

◆ 個別アドバイスではありません

  • 本記事で紹介する銀行選びの考え方は、筆者個人の経験に基づくものです
  • 特定の銀行を推奨するものではありません
  • 最適な銀行は個人の状況(年齢、滞在期間、滞在地域など)により異なります
  • 銀行口座の開設にあたっては、ご自身の状況に合わせて各銀行の最新情報をご確認ください

◆ 金融アドバイスではありません

  • 本記事は情報提供を目的としており、金融アドバイスを行うものではありません
  • 口座維持費や手数料などの金額は、2026年1月時点のリサーチ情報に基づいています
  • 実際の金額や条件は、各銀行の最新情報をご確認ください

◆ 労働法・税法について

  • 本記事で言及する最低賃金や税金に関する情報は、筆者の個人的な理解に基づくものです
  • 筆者は労働法や税法の専門家ではありません
  • 雇用条件や税金に関する疑問は、Fair Work Ombudsman、Employment New Zealand、Australian Taxation Office、Inland Revenueなどの公的機関にご相談ください

◆ 責任の範囲

  • 本記事の情報を利用した結果について、筆者は一切の責任を負いません
  • 銀行口座開設や金融取引は自己責任で行ってください
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