「ワーホリに行けば英語ペラペラになれる」と思っていませんか?
私も英語を話せるようになると信じてメルボルンに渡航しましたが、なかなか英語力は伸びませんでした。メルボルンでの8割を日本人と過ごし、お金がなくて英語学習どころではなかったのです。語学学校後の継続学習もゼロ。気付けば「ワーホリに来たのに英語を話していない」という矛盾に陥っていました。
一方、ニュージーランドのヘイスティングスでは多国籍職場で毎日英語を使っていました。最低時給保証で精神的余裕があったため、英語力は着実に伸びていったのを覚えています。同じワーホリでも、環境次第で結果は180度変わるのです。
本記事では、私がメルボルンで英語力を伸ばせなかった3つの理由と、ヘイスティングスとの違いについて解説します。本記事を読めば、ワーホリで英語力を本気で伸ばすための行動プランも見えてきます。ワーホリで英語力を伸ばしたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事は2017~2018年当時の私個人の体験に基づくものです。
英語力が伸びなかった3つの理由

私がワーホリで英語力を伸ばせなかった理由は、下記の3点です。
- メルボルンで日本人と8割過ごしてしまった
- 貯金に必死で英語学習どころではなかった
- 語学学校以外で英語学習をほぼしなかった
3つの理由は、すべてメルボルンでの生活に起因しています。一方、ヘイスティングスでは多国籍職場で毎日英語を使う環境だったため、英語力は伸びていました。同じワーホリでも、環境次第で英語力が変わるのです。英語力を伸ばしたい場合、英語環境を意識的に選ぶことが大切です。
ヘイスティングスでは職場が多国籍で、日本人4名、フィリピン人4名、タイ人1名、中国人1名という構成でした。スタッフ間のコミュニケーションはすべて英語です。英語を使わざるを得ない環境が、英語力向上の鍵でした。意識的に英語環境を選び、継続的に英語を使う機会を作ることが、英語力向上の条件です。
日本人と8割過ごして英語が伸びず

私がメルボルンで英語力を伸ばせなかった理由は、8割程度の時間を日本人と過ごしてしまったからです。下記の3点から、英語力が伸びなかった理由を掘り下げます。
- ヘイスティングスでは多国籍環境で英語力向上
- メルボルンで日本人比率8割になった理由
- 日本人と過ごすことのデメリット
ヘイスティングスでは多国籍環境で英語力向上
ヘイスティングスでの職場は多国籍環境でした。日本人4名、フィリピン人4名、タイ人1名、中国人1名という構成で、スタッフ間のコミュニケーションはすべて英語です。朝の打ち合わせから休憩時間の雑談、仕事の指示まで、すべて英語でした。何度も聞き返していましたが、毎日英語を使い続けるうちに、耳が慣れてきたのを覚えています。
仕事自体が、英語学習の場になっていたのです。フィリピン人スタッフとの日常会話がスムーズにできるようになり、仕事の指示を1度で理解できる割合が増えました。フィリピン人スタッフとは仕事終わりに一緒に遊びに行くこともありました。
フィリピン人の英語はに聞き取りやすく、話すスピードもネイティブほど速くないため、英語学習には最適です。
※2017~2018年当時の体験です。現在の職場環境は異なる可能性があります。
メルボルンで日本人比率8割になった理由

メルボルンで日本人比率が8割になってしまった背景には、所持金10ドルという危機的状況がありました。ファームで稼げずに資金が底をつき、追い詰められていた私は、日本人コミュニティに頼らざるを得なかったのです。仕事探しはすべて日本人向けの情報サイト「日豪プレス」を使いました。
所持金が10ドルしかない状況では、確実に採用される日本人向けの仕事を選ぶしかありません。魚の卸会社で働き始めましたが、日本人スタッフが多い職場でした。朝3時の市場での作業も、日本人の同僚たちと日本語で会話しながら進めていました。
60代のやさしい上司や40代の先輩、年下の大学生など、個性豊かな日本人スタッフに囲まれて働く日々。仕事中も休憩中も、ほとんど日本語で会話していました。バックパッカーに滞在していましたが、英語を使うのは受付での簡単なやり取りやスーパーでのレジ対応のみ。たまに職場でで外国人スタッフと話す程度でした。
気付いたら、メルボルンでの生活の8割が日本人との時間になっていました。日本語ばかりでは、英語力が伸びるはずがありません。
日本人と過ごすことのデメリット
日本人と過ごすことのデメリットは、英語を使う必然性がなくなることです。日本語で話せる安心感に甘えてしまい、英語を話す機会を自ら放棄してしまいました。シェアハウスでも仕事でも、困ったことがあれば日本語で相談できます。しかし、簡単に日本語で相談できる快適さが、英語学習の妨げになっていました。
語学学校で学んだ表現も使う機会がなく、どんどん忘れていきます。「ワーホリに来たのに、英語を話していない」という矛盾に気づいたのは、メルボルンを離れる直前でした。ヘイスティングスでは毎日英語を使わざるを得ない環境でした。英語が下手でも、伝えなければ仕事にならない必然性が、英語力を伸ばしていたのです。
英語力を伸ばしたい場合は、下記の点に気を付けましょう。
- シェアハウスは多国籍環境を選ぶ
- 仕事も英語求人サイトで探す
- 日本人との交流は、情報交換のみに限定する
- 英語を使う機会を意識的に増やす
お金を貯めるのに必死で英語学習どころではない

メルボルンでの金銭的な危機が、英語学習の余裕を奪いました。下記の3点から、お金と英語学習の関係を解説します。
- メルボルンでの金銭的な危機
- 生存最優先モードになった結果
- ヘイスティングスとの違い
メルボルンでの金銭的な危機
所持金が10ドルまで追い詰められたとき、英語学習どころではありませんでした。毎日の食事は1日1食、パスタやパン、缶詰で生き延びる日々です。朝起きて考えるのは「今日は何を食べるか」でした。英語の勉強をする余裕など、精神的にも体力的にもなかったのです。
メルボルンのファームでは週3日・1日3時間しか働けず、週の収入は約54ドル(税引き後)です。しかしシェアハウスの家賃は週80ドル、食費を極限まで切り詰めても週35ドルは必要でした。毎週61ドルの赤字が積み重なり、貯金が底をついたのです。無料で英語を学ぶ方法を探す余裕もなく、ただ生き延びることで精一杯だったのです。
英語学習は二の次、三の次になっていました。バックパッカーに移りましたが、所持金345ドルから190ドル、10ドルまで減っていくなか、1日8時間の求職活動に追われました。
生存最優先モードになった結果

所持金10ドルという状況では、仕事を見つけることが最優先でした。日本語環境でも英語環境でも、採用されれば何でもいいという心理状態です。結果として、日本人向けの求人サイト「日豪プレス」で見つけた魚の卸会社に応募しました。
日豪プレスやIndeedをチェックし、カフェやバー、魚の卸会社など経験がなくても応募できそうな職種を探しました。トータルで10件ほど応募したと思います。「英語を学ぶ」という目的を忘れ、「生き延びる」ことだけを考えていたのです。1日8時間、文字通り「生きるか死ぬか」の求職活動。
バックパッカーの憩いのスペースで求人サイトを開き、応募フォームを記入する日々でした。ヘイスティングスでの成功体験があったからこそ、メルボルンでの失敗が際立ちます。
ヘイスティングスとの違い
ヘイスティングスでは最低時給16.50ドル(2018年4月時点)が保証されていました。1日8時間働けば132ドル、週5日で660ドル(税引き前)です。税金10.5%を引いても週の手取りは約590ドルです。宿泊費が週100ドル、食費が週80〜100ドルでも、週300ドル以上貯金できました。精神的余裕が、英語学習への意欲を支えていたのです。
お金の心配をせずに、仕事で英語を使うことに集中できました。メルボルンでは歩合制のファームで毎日赤字が続きました。週3日・1日3時間で週の収入は約54ドル(税引き後)、宿泊費が週80ドル、食費が週35ドルです。メルボルンでの週の収支は、マイナス61ドルです。貯金が減り続ける恐怖の中で、英語学習どころではありませんでした。
魚の卸会社から採用通知をもらうまでの約3週間、生き延びることだけを考えていました。資金に余裕を持つことは、英語力向上のための条件です。お金がなければ、生存が最優先になります。英語学習は二の次になり、英語力は伸びません。英語力を伸ばすためにも、下記の点に注意してください。
- 語学学校+3ヶ月分の生活費を確保する
- 海外キャッシング付きクレカを準備する
- 最低時給保証の仕事を選ぶ
リゾバで半年100万円貯める方法の詳細は、下記の記事をご覧ください。
海外キャッシングの準備方法については、下記の記事をご覧ください。
【ワーホリ渡航前は必見】VISAカードの海外キャッシングが必要な話
語学学校以外で英語学習をほぼしなかった

語学学校6週間で満足してしまい、継続学習をサボったのも英語力が伸びなかった理由です。英語学習について、下記の3点をお話します。
- 語学学校6週間で満足してしまった
- 語学学校はスタートに過ぎない
- 語学学校後も継続学習する
語学学校6週間で満足してしまった
オークランドの語学学校に6週間通いました。授業は毎日9~15時まで、クラスメイトは韓国人や中国人、タイ人、ブラジル人など多国籍です。英語を話す抵抗感が減り、簡単な日常会話ならできるようになりました。語学学校6週間の時点で「英語は話せるようになった」と勘違いしてしまったのです。
語学学校を卒業した後、英語学習を継続しませんでした。オンライン英会話も使わず、英語の本も読まず、ミートアップにも参加しませんでした。語学学校で学んだことで満足してしまい、努力を怠ったのです。語学学校は「スタート地点」に過ぎません。語学学校で学んだ基礎を使って、実際の生活で英語を話し続けることが大切です。
語学学校後も継続的に英語を使う環境を作らなければ、英語力は伸びません。
語学学校はスタートに過ぎない

語学学校後、オンライン英会話は1度も使いませんでした。月額6,000円程度で毎日25分のレッスンが受けられるサービスがあったにもかかわらず、登録すらしていません。理由は「お金がもったいない」と「毎日続ける自信がない」という言い訳でした。今思えば、週2~3回でも続けていれば、確実に英語力は伸びていたはずです。
ミートアップにも参加しませんでした。メルボルンでは無料で参加できる英語学習者向けのミートアップが週に数回開催されていました。ミートアップに参加しなかった自分を今でも後悔しています。独学で英語の本を読んだり、ポッドキャストを聞いたりすることもあまりしませんでした。
ヘイスティングスでは仕事が英語学習の場になっていましたが、メルボルンでは日本語環境でした。英語を使う機会がなければ、英語力は伸びません。
語学学校後も継続学習する
ヘイスティングスでの仕事は、英語学習そのものでした。多国籍職場で毎日英語を使い、仕事の指示もコミュニケーションもすべて英語です。意識しなくても自然と英語を使う環境だったため、英語力は伸びていきました。オンライン英会話やミートアップに参加しなくても、仕事自体が最高の英語学習の場だったのです。
間違えても笑って訂正してくれる環境だったため、恥ずかしさを感じることなく話せたのです。メルボルンとヘイスティングスの違いは、英語を使う「必然性」でした。ヘイスティングスでは英語を使わなければ仕事にならず、生活も成り立ちません。一方、メルボルンでは日本語で生活できてしまい、英語を使う必要がありませんでした。
環境の違いが、英語力の伸びに差を生んだのです。語学学校を終えた後におすすめな英語学習は、下記のとおりです。
- オンライン英会話の実施
- ミートアップに月2回参加
- ローカルの仕事への応募
- 英語環境のシェアハウスの選定
- ポッドキャストでリスニング
ローカル仕事に採用されなかったメルボルンでの後悔

メルボルンではローカル仕事で採用されませんでした。メルボルンでの公開について、下記の3点をお話します。
- メルボルンではローカル仕事に採用されず
- ローカル仕事に応募するメリット
- 資金に余裕があるうちにローカル仕事に挑戦
メルボルンではローカル仕事に採用されず
ヘイスティングスとオークランドでは、ローカルの仕事にも応募していました。英語の履歴書を作成し、寿司レストランに直接履歴書を持ち込んだりしました。不採用になることも多かったですが、面接の経験自体が英語学習になっていたのです。一方、メルボルンでも、所持金が少ない中で必死に仕事を探していました。
日豪プレスやIndeedで、カフェやバーなど、トータルで10件ほど応募したと思います。「日豪プレス」も使いましたし、英語求人サイトのIndeedやSeekなども併せてチェックしていました。応募できそうな求人があれば応募フォームを記入する日々でした。結果的に、魚の卸会社から採用通知をもらえました。
しかし、資金に余裕を持たせて、もっと積極的に英語環境の仕事に応募したかったと後悔しています。
ローカル仕事に応募するメリット

ローカル仕事に応募するメリットは、時給が高いことです。オーストラリアでは2024年7月から国の最低時給が24.10ドルになりました。カジュアルワーカーの場合はカジュアルローディング25%が加算されて、時給が約28~30ドル程度です。一方、日本語求人サイトのジャパレスでは最低時給ギリギリな条件も見られるので注意してください。
時給が異なれば、貯金額が変わってきます。ニュージーランドでは2026年4月から最低時給が23.95ドルに上がります。ローカルのカフェやレストランは、最低時給以上を支払う傾向があるのが特徴です。スキルや経験がある場合は、さらに高い時給が期待できます。ローカルで働けば、英語環境で働くため、自然と英語力が伸びるのもメリットです。
資金に余裕があるうちにローカル仕事に挑戦
ローカル仕事に挑戦するなら、渡航後3か月以内が勝負です。渡航後3か月は資金に余裕があり、不採用になっても次に挑戦できます。資金が底をついてからでは、リスクを取る余裕がなくなります。語学学校に通っている間に履歴書を作成し、卒業後すぐに応募を始めるのが理想的です。
語学学校では履歴書の添削をしてもらえます。私もオークランドの語学学校で履歴書を添削してもらい、完成させた履歴書で仕事に応募しました。語学学校の添削を受けることで、履歴書の質が格段に上がります。SeekやIndeedで積極的に応募することも大切です。
不採用が続くかもしれませんが、応募し続けることで採用される可能性が高まります。10件応募して1件採用されれば十分です。ローカル仕事に採用されれば、高い時給と英語環境という2つのメリットが手に入ります。
ワーホリ英語学習のよくある質問

ワーホリ英語学習のよくある3つの質問に回答します。
- 日本人と全く関わらない方がいいですか?
- お金がない状態で英語学習は無理ですか?
- 語学学校に行けば英語は伸びますか?
日本人と全く関わらない方がいいですか?
いいえ、情報交換や緊急時のサポートは必要です。ワーホリ初期の生活立ち上げや、仕事探しの情報は日本人から得ることが多いです。ただし、8割は多すぎます。私の経験から、日本人との交流は全体の3~4割が理想的です。残りの6~7割は英語環境で過ごすことで、自然と英語力が伸びます。
お金がない状態で英語学習は無理ですか?
生存が最優先になるため、ほぼ無理です。私も所持金10ドルのときは、英語学習どころではありませんでした。1日1食で生き延びることで精一杯でした。だからこそ、渡航前の資金準備が大切です。最低50万円、できれば100万円は貯金してから渡航することをおすすめします。
語学学校に行けば英語は伸びますか?
語学学校は「スタート地点」です。語学学校で学んだ基礎を使って、実際の生活で英語を話し続けることが大切です。私は語学学校6週間で満足してしまい、継続学習をサボりました。結果として英語力は停滞しました。語学学校後の環境と継続学習が、英語力向上の鍵です。
まとめ:意識的に英語環境を選ぼう

ワーホリで英語力が伸びなかった3つの理由を振り返ります。メルボルンで日本人と8割の時間を過ごしたことで英語を話す時間が激減しました。お金の余裕がなく、語学学校後の継続学習がゼロだったことも、英語力停滞の原因です。ヘイスティングスで働いたジャパレスは多国籍職場で、毎日英語を使わざるを得ませんでした。
最低時給保証で精神的余裕があり、仕事自体が英語学習の場だったのです。同じワーホリでも、選ぶ環境次第で結果は変わります。ワーホリを成功させるためにも、余裕をもって資金を準備することが大切です。お金がなければ生存が最優先になり、英語学習は二の次になってしまいます。
多国籍環境のシェアハウスや職場を意識的に選ぶことも大切です。日本人との交流は情報交換のみに限定し、英語を使う機会を最大化しましょう。語学学校後も継続学習を忘れてはいけません。オンライン英会話やミートアップ、ポッドキャストなど、継続するための勉強法はたくさんあります。資金と環境を整えたうえで、ワーホリを成功させましょう。
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