オーストラリアのファームで後悔しない5つのポイント【ブリスベン→メルボルン完全記録】

「オーストラリアのファームは稼げる」

稼げると信じて働き始めた私は、17日間で手取り107ドルしか稼げませんでした。ブリスベンでは1日8時間働いて30ドル、時給換算でわずか4ドル。メルボルンでは週3日・1日3時間しか働けず、週53ドルの収入に対して宿泊費と食費で週115ドル。毎週60ドル以上の赤字が積み重なり、所持金はみるみる減っていきました。

ニュージーランドでは週5日フルタイムで働いて週314ドル貯金できました。「オーストラリアも同じだろう」という油断が、すべての失敗の始まりだったのです。 本記事では、なぜ私がファームで失敗した理由についてお話します。1ニュージーランドとの違いや稼げなかった3つの理由、「過去に戻れるなら確認したい5つのポイント」もお伝えします。

これからワーホリに行く人や、ファーム労働を考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。なぜ私がワーホリに挑戦したのか、ニュージーランドからオーストラリアに移った経緯については、下記の記事をご覧ください。

プロフィール:私がメルボルンで所持金10ドルになった理由


目次

オーストラリアのファームで17日間働いて手取り107ドルしか稼げず

オーストラリアのファームで107ドルしか稼げなかったことについて、下記の7点をお話しします。

  • 17日間の収支全記録【ブリスベン3日 + メルボルン2週間】
  • 毎週60ドル以上の赤字が積み重なる絶望
  • 稼げなかった理由①:最低時給の保証がない歩合制
  • 稼げなかった理由②:シーズンオフで労働時間が極端に少ない
  • 稼げなかった理由③:わずかな収入からも15%の税金
  • ニュージーランドで稼げた経験が油断を生んだ
  • 「オーストラリアも同じだろう」という甘い考え

17日間の収支全記録【ブリスベン3日 + メルボルン2週間】

私がオーストラリアで17日間働いた収支の全記録をお見せします。

期間収入(税引き後)支出差し引き
ブリスベン3日間0ドル約35ドル-35ドル
メルボルン2週間107.1ドル230ドル-122.9ドル
合計17日間107.1ドル約265ドル約-158ドル

17日間働いて、手取りは107ドル。支出は265ドル。差し引きで約158ドルの赤字です。

※上記は2018年10月〜11月当時の私個人のケースです。収入や労働条件は時期や地域、雇用主によって異なります。


毎週60ドル以上の赤字が積み重なる絶望

ブリスベンでは3日間働きましたが、報酬を受け取った記憶がありません。環境の悪さに気づいて脱出したため、給料日を待たずに移動してしまったのです。メルボルンでも週53ドルしか稼げず、宿泊費と食費で週115ドルかかりました。毎週60ドル以上の赤字が積み重なりました。

収入より支出の方が多い状況で、所持金が日に日に減っていくのは恐怖でしかありません。


稼げなかった理由①:最低時給の保証がない歩合制

私がファームで稼げなかった1つ目の理由は、歩合制で最低時給の保証がなかったからです。ブリスベンでは1日8時間働いて30ドル、時給換算で約4ドル。メルボルンでは1日3時間で21ドル、時給換算で約7ドルでした。当時のオーストラリアの最低時給は19ドルでしたが、最低時給の5分の1程度しかもらえなかったのです。

※これは私個人の体験です。すべての農場が同様というわけではありません。


稼げなかった理由②:シーズンオフで労働時間が極端に少ない

2つ目の理由は、シーズンオフで労働時間が極端に少なかったからです。ブリスベンでは3日間しか働けず、メルボルンでは週3日・1日3時間、週に合計9時間しか働けませんでした。シーズンオフだったため、収穫する作物が少なく、仕事自体がほとんどありません。どんなに時給が高くても、働く時間がなければ生活できません。


稼げなかった理由③:わずかな収入からも15%の税金

3つ目の理由は、給料が少なくても税金15%は容赦なく引かれたからです。オーストラリアのワーキングホリデーの税率は、当時37,000ドルまで一律15%でした。わずかな収入からも、確実に15%が天引きされました。手取り107ドルのうち、約19ドルは税金です。生活できないレベルの収入なのに、税金は引かれる現実に愕然としました。


ニュージーランドで稼げた経験が油断を生んだ

ニュージーランドのヘイスティングスで働いていた私は、充実した日々を送っていました。ブルーベリーピッキングは歩合制でしたが、最低時給が保証されていたので、収穫が少ない日でも安心。週5日、1日8〜10時間働いて、週の手取りは約564ドル。生活費を差し引いても、毎週314ドルは貯金できました。

銀行口座の残高が増えていくのを見るたびに、「ワーホリって素晴らしい制度だな」と思いました。4か月間で約5,000ドルも貯金できたのです。


「オーストラリアも同じだろう」という甘い考え

ニュージーランドで成功した私には、オーストラリアへの不安はほとんどありませんでした。英語も少し上達したし、「ワーホリ経験者」としての自信もある。「オーストラリアは時給が高いって聞くし、もっと稼げるかも」という期待の方が大きかったです。しかし、楽観主義が、失敗の始まりでした。

最低時給保証について調べず、シーズンも確認せず、成功体験だけを信じて、私はオーストラリアへ渡航。週の手取りが564ドルから53.6ドルに激減し、毎週61ドルの赤字生活に転落するとは、夢にも思いませんでした。


ブリスベン3日間 – 日本人女性からの警告と時給4ドルの衝撃

ブリスベンで過ごした3日間について、下記の5点をお話します。

  • 到着直後の出会い「ここは最悪だから気をつけて」
  • 若い日本人男性との出会いと決断
  • 日本人のシェアハウス:まだ住みやすい環境
  • 初日の衝撃:1日8時間働いて30ドル
  • 3日で脱出を決意:報酬を受け取らずにメルボルンへ

到着直後の出会い「ここは最悪だから気をつけて」

2018年10月、オーストラリアのブリスベンに到着した私は、日豪プレスで見つけた韓国人オーナーのシェアハウスに向かいました。到着当日、シェアハウスの近くで、偶然1人の日本人女性とすれ違います。彼女は荷物を持って、急いでどこかに向かおうとしていました。彼女は私を見て、真剣な表情で言いました。

忠告する女性

ここは最悪だから気をつけて。韓国人と中国人ばかりで、大変だから。

荷物を持って出ていく彼女を見て、私は胸騒ぎを覚えます。彼女は必死にブリスベンから逃げ出そうとしているのが明らかでした。

筆者

このままシェアハウスに行くのはまずいかも

危険を感じた私は、その場で立ち止まりました。どうするべきか。他に行く場所はあるのか。不安でいっぱいでしたが、シェアハウスに向かうしかありませんでした。


若い日本人男性との出会いと決断

不安に感じていたとき、同じ韓国人オーナーのシェアハウスにて、若い日本人男性と出会いました。彼はすでにブリスベンで数日ファームで働いていたのですが、明らかに顔色が悪かったです。彼と話すなかで、彼自身もブリスベンから抜け出したいと話してくれました。

若い男性

どうしますか?

筆者

別の場所を探した方が良さそうですね

彼は知り合いから聞いた日本人のシェアハウスの情報を持っていて、すぐに連絡を取ってくれました。幸い、日本人のシェアハウスには空きがあり、私たちは当日中に移動します。日本人女性の警告がなければ、そのまま韓国人オーナーのシェアハウスに入っていたでしょう。彼女の言葉に救われたのです。


日本人のシェアハウス:まだ住みやすい環境だった

移動先の日本人シェアハウスは、オーストラリア人がオーナーで、日本人5〜6人でシェアしている場所でした。2人部屋の相部屋で、簡易ベッドが用意されていました。3日間の滞在で30〜40ドル程度の宿泊費だったと記憶しています。トイレやシャワーは清潔で、キッチンも使いやすく、他の日本人住人との関係も悪くありませんでした。

韓国人オーナーのシェアハウスに入らずに済んだため、一安心です。ただし、問題はシェアハウスではなく、ファームの方でした。


初日の衝撃:1日8時間働いて30ドル

ファームでの初日、朝7時から夕方5時まで、昼休憩を挟んで約8時間働きました。イチゴ農園での歩合制の収穫作業です。教わる時間もなく、すぐに収穫作業が始まりました。必死に収穫しましたが、慣れていない私は全然スピードが上がりません。イチゴ自体も少なかったです。夕方になって作業を終えた後の収穫量の少なさに、愕然としました。

8時間働いて30ドル。時給換算で約4ドル。オーストラリアの最低時給は当時19ドルでしたが、その5分の1以下です。「収穫量が増える」という期待よりも、「早く離れないと」という焦りが大きかったです。


3日で脱出を決意:報酬を受け取らずにメルボルンへ

ブリスベンでは3日間働きましたが、報酬を受け取った記憶がありません。給料は後日振込と聞いていましたが、すぐにファームから逃げ出したかったのです。シェアハウスで知り合った日本人グループが「メルボルンに行く」と言っていたので、私も同行させてもらいました。

「メルボルンは大都市だし、もっと仕事があるだろう」という淡い期待を抱いて。3日という短期間で見切りをつけたのは、いま振り返ると正しい判断でした。給料日を待たずに移動したので、おそらくブリスベンでの報酬は受け取っていません。3日間ただ働きでしたが、一刻もはやくブリスベンから離れようと必死でした。


メルボルン2週間 – 週3日・1日3時間しか働けない現実

メルボルンでの出来事について、下記の7点をお話します。

  • 日本人グループと車でメルボルンへ移動
  • 韓国人の紹介でファームとシェアハウスへ
  • ブリスベンよりマシだが生活が厳しい
  • 週3日・1日3時間しか働けない現実
  • 週80ドルのシェアハウス:廊下での雑魚寝生活
  • 収支計算では完全なマイナス
  • 2週間でファームからの脱出を決意

日本人グループと車でメルボルンへ移動

ブリスベンからメルボルンまで、車で約4日間の長旅でした。3人が後部座席に座り、代わりばんこで真ん中の席を交代しながら進みました。真ん中の席は左右から挟まれるため窮屈で、長時間座っているのが辛かったです。途中、真ん中の1〜2日間は少し贅沢なシェアハウスを借りて、ドライブの疲れを取るために宿泊しました。

硬い車のシートから解放されて、ベッドでぐっすり眠れたときは、一安心です。メルボルンに近づくにつれて、私の気持ちは期待半分、不安半分でした。「大都市なら仕事もあるだろう」という期待。でも、「ブリスベンと同じだったらどうしよう」という不安。複雑な思いを抱えながら、メルボルンに到着しました。


韓国人の紹介でファームとシェアハウスへ

メルボルン到着直後、移動中に知り合った韓国人が、ファームとシェアハウスを紹介してくれました。

韓国人男性

イチゴのファームがあるから、そこで働けるよ。シェアハウスも紹介できる。週80ドルだよ

他に選択肢がなかった私は、韓国人の提案に乗りました。ファームもシェアハウスも、すべて韓国人の紹介で決まったのです。後から考えると、ファームの経営者もおそらく韓国人だったと思います。


ブリスベンよりマシだが生活が厳しい

メルボルンのイチゴ農園は、ブリスベンと比べれば「まだマシ」でした。衛生環境は少し良かったです。トイレも使えましたし、作業環境もブリスベンほど劣悪ではありませんでした。ただし、収入面ではほとんど変わりません。歩合制で、1日3時間働いて21ドル程度。時給換算で約7ドルです。

ブリスベンの時給4ドルよりはマシですが、オーストラリアの最低時給19ドルには遠く及びません。


週3日・1日3時間しか働けない現実

メルボルンでは週3日、1日3時間しか働けませんでした。シーズンオフだったため、収穫するイチゴが少なく、仕事自体がほとんどありません。ブリスベンでは1日8時間働けましたが、メルボルンでは収穫量自体が少なかったです。

週3日×1日3時間×時給7ドル=週63ドル(税引き前)

税金15%を引かれると、手取りは週53ドル程度。この金額で、週80ドルの宿泊費と食費を賄うのは不可能でした。


週80ドルのシェアハウス:廊下での雑魚寝生活

メルボルンのシェアハウスは、韓国人がオーナーでした。週80ドルという安い宿泊費でしたが、環境は厳しかったです。韓国人5人は部屋に住んでいましたが、私を含む日本人3人と東南アジア系の人1人、合計4人は廊下で寝かされました。ベッドはなく、シュラフ(寝袋)で廊下に雑魚寝です。硬い床に横になり、足音が響くたびに目が覚めました。

街灯もない暗闇で、プライバシーは全くありません。廊下で寝る以外は、普通の生活を送っていました。キッチンやトイレ・シャワーは使えましたし、露骨に差別されるようなことはありません。でも、「韓国人は部屋、それ以外は廊下」という事実が、国籍による扱いの違いを物語っていました。


収支計算では完全なマイナス

メルボルンでの週の収支を計算してみると、絶望的な数字が出ました。

週の収入(税引き後):約53.6ドル

週の支出

  • 宿泊費:80ドル
  • 食費:35ドル程度(1日5ドル×7日)
  • 合計:115ドル

週の赤字:-61.4ドル

週に60ドル以上の赤字です。2週間で約123ドルのマイナス。所持金が減っていくのを、ただ眺めることしかできません。「このままでは確実に生活できなくなる」という絶望感が、毎日大きくなりました。


2週間でファームからの脱出を決意

メルボルンで2週間働いて、私は限界を感じました。週9時間しか働けない。週60ドルの赤字。廊下での雑魚寝生活。所持金が日に日に減っていく恐怖。「ファーム労働では生活できない」と確信しました。ブリスベンでは3日で見切りをつけましたが、メルボルンでも2週間が限界でした。私は日豪プレスで必死に仕事を探し始めます。

ファームには頼れない。メルボルン市内で、時給制の安定した仕事を見つけるしかない。ファームから離れようと決意した私は、メルボルン市内のバックパッカーに移動しました。メルボルンのバックパッカーに移ってから、所持金10ドルまで追い詰められ、生還するまでの詳細については、下記の記事をご覧ください。

メルボルンで所持金10ドルにまで追い詰められた1か月サバイバル記録


【比較表付き】ニュージーランドとオーストラリアの違い

ニュージーランドとオーストラリアで感じた違いについて、下記の4点をお話します。

  • 最低時給保証の有無が生んだ収入の差
  • 労働時間と日数の違い
  • 「週314ドルの貯金」と「週60ドルの赤字」の差
  • 【比較表】私が経験した2カ国のファーム労働

最低時給保証の有無が生んだ収入の差

ニュージーランドとオーストラリア。同じワーキングホリデーでも、ファーム労働の実態は全く違います。ニュージーランド(ヘイスティングス)でのブルーベリーピッキングは歩合制でしたが、最低時給15.75ドルが保証されました。1日8時間働いて歩合で計算すると、最低時給で計算した126ドル以上が支払われました。

週5日働けば、週630ドル(税引き前)。税金10.5%を引かれても、週の手取りは約564ドルです。ニュージーランドのヘイスティングスで週314ドル貯金できた詳しい経緯は、下記の記事をご覧ください。オーストラリアとの違いがより鮮明にわかります。

ヘイスティングスで週314ドル貯金できた成功体験談【ニュージーランド・ファーム労働】

オーストラリア(メルボルン)でのイチゴピッキングも歩合制でしたが、私が働いた農場では最低時給の保証がありません。1日3時間働いて21ドル、時給換算で約7ドル。週3日×1日3時間=週9時間で、週63ドル(税引き前)。税金15%を引かれると、週の手取りは約53.6ドルでした。564ドルと53.6ドル。最低時給保証の有無が、天国と地獄を分けたのです。

※上記は私個人の体験です。すべての農場が同様というわけではありません。オーストラリアでも最低時給を保証する農場は存在します。


労働時間と日数の違い

労働時間の違いも、収入に影響しました。ニュージーランドでは週5日、1日8〜10時間(週40〜50時間)働けました。ブルーベリーの繁忙期だったため、安定して仕事があったのです。毎日働けるという安心感もありました。オーストラリアでは週3日、1日3時間(週9時間)しか働けませんでした。

シーズンオフだったため、収穫する作物が少なく、仕事自体が少なかったです。どんなに時給が高くても、労働時間が少なければ生活できません。シーズンのリサーチ不足が招いた結果です。


「週400ドルの貯金」と「週60ドルの赤字」の差

収支を比較すると、違いは歴然としています。

ニュージーランド(4か月間)での私の体験

  • 週の手取り:564ドル
  • 週の支出:約250ドル
  • 週の貯金:約314ドル
  • 4か月で約5,000ドル貯金

オーストラリア(2週間)での私の体験

  • 週の手取り:53.6ドル
  • 週の支出:約115ドル
  • 週の赤字:-61.4ドル
  • 2週間で約-123ドルの損失

週400ドルの貯金生活から、週60ドルの赤字生活へ。収入の少なさが、私を所持金10ドルまで追い詰めました。


【比較表】私が経験した2カ国のファーム労働

私が実際に体験した2カ国のファーム労働を表にまとめました。

項目ニュージーランド(ヘイスティングス)オーストラリア(メルボルン)
作物ブルーベリーイチゴ
経営法律遵守私が働いた農場は最低時給保証なし
賃金形態歩合制(最低時給保証あり)歩合制(最低時給保証なし)
最低時給NZ$15.75(2017-2018)AU$19(2018-2019)
実質時給NZ$15.75(保証)AU$7程度(推定)
労働時間週40〜50時間週9時間
税率10.5%15%(一律)
週の手取り約564ドル約53.6ドル
週の支出約250ドル約115ドル
週の貯金/赤字+約314ドル-約61ドル
宿泊環境普通のシェアハウス廊下でシュラフ雑魚寝
結果生活できて貯金もできた生活できず赤字

※上記は筆者個人が2017-2019年に体験したケースです。収入や労働条件は時期、地域、個人のスキル、雇用主によって大きく異なります。


【失敗から学ぶ】過去に戻れるなら確認したい5つのポイント

ワーホリに行く前に確認しておくべきポイントについて、下記の5点をお話します。

  • 【出発前】最低時給保証の有無を調べたか
  • 【出発前】シーズンとタイミングをリサーチしたか
  • 【現地到着後】現地人から情報を集めたか
  • 【現地到着後】初日に労働条件と収支を計算したか
  • 【現地到着後】3日で生活できるかを確認したか

【出発前】最低時給保証の有無を調べたか

私は歩合制でも最低時給が保証されているかどうかを、事前に確認しませんでした。ニュージーランドでは最低時給が保証されていたので、「オーストラリアも同じだろう」と思い込んたのです。でも、最低時給の保証は農場によって異なるのを、現地に行ってから知りました。

過去に戻れるなら、日豪プレスだけでなく、オーストラリアのウェブサイトなどでリサーチをします。最低時給保証について、応募前に確認するべきでした。

参考サイト

※労働条件については、必ず公式機関や専門家にご相談ください。

ワーホリで資金不足にならないための事前準備については、下記の記事をご覧ください。ファーム選びのポイントや海外キャッシングの準備など、渡航前にチェックすべき項目をまとめています。

ワーホリで資金不足にならないための準備完全ガイド


【出発前】シーズンとタイミングをリサーチしたか

私はシーズンオフに、オーストラリアのファームに行ってしまいました。ニュージーランドではブルーベリーの繁忙期に働けたので、週5日フルタイムで仕事がありました。でも、オーストラリアでは10月という中途半端な時期に行ったため、週3日・1日3時間しか働けません。過去に戻れるなら、複数の情報源でシーズンを確認します。

日豪プレスだけでなく、実際に働いた人のブログやSNS、掲示板の体験談も読むべきでした。「いつ行くのがベストか」という冷静な判断が必要だったと痛感しています。

※シーズン情報は年によって変動します。最新情報は公式サイトや現地の情報をご確認ください。


【現地到着後】現地人から情報を集めたか

ブリスベンで日本人女性の警告に救われた経験から、現地の人の声は信頼できる情報源だと実感しています。「ここは環境が最悪だから気をつけて」という彼女の一言がなければ、私は韓国人オーナーのシェアハウスに入っていたでしょう。現地で「その場所を離れようとしている人」の話は、重要な情報です。

過去に戻れるなら、Facebookの日本人コミュニティや掲示板で積極的に情報を集めます。「環境が厳しい」という警告は、真剣に受け止めるべきです。インターネットの情報だけでなく、現地で実際に働いている人の声を聞くことの大切さを学びました。


【現地到着後】初日に労働条件と収支を計算したか

私は初日の収入を聞いて驚きましたが、すぐに収支計算をしませんでした。「1日8時間働いて30ドル」と聞いた時点で、時給換算するべきでした。週の収入と支出を比較して、「マイナスになるなら別の選択肢を探す」という判断をするべきだったのです。過去に戻れるなら、初日に以下の計算をします。

  1. 1日の収入 ÷ 労働時間 = 時給
  2. 週の収入(税引き後)の見積もり
  3. 週の支出(宿泊費+食費)の計算
  4. 差し引きでプラスかマイナスか

マイナスなら、別の仕事を探す行動を始めます。「慣れれば良くなる」という期待は、私の場合は幻想でした。


【現地到着後】3日で生活できるかを確認したか

ブリスベンを3日で離れたことは、後から振り返ると正しい判断でした。「せっかくここまで来たのに」という気持ちもあります。しかし、「このままでは生活できない」という確信の方が強かったです。メルボルンでも2週間で見切りをつけました。早期に行動したことで、被害を最小化できたのです。

「慣れるまで」と我慢していたら、所持金はもっと早く尽きていたでしょう。私が学んだのは、「危険信号が出たら、早めに行動する勇気を持つ」ということです。3日間や2週間という短期間でも、収支がマイナスなら即座に方向転換する。即座に方向転換することが、生き残るためにも大切でした。


まとめ

オーストラリアのファーム労働は「当たり外れ」が大きいと、私は感じました。ニュージーランドでは週314ドル貯金できたのに、オーストラリアでは週60ドルの赤字。最低時給保証の有無やシーズンのタイミング、労働時間の違いが明暗を分けたのです。ブリスベンでは日本人女性の警告に救われ、3日で脱出できました。

早期に行動したため、最悪の状況は避けられました。私が働いた農場では厳しい環境でしたが、すべての農場が同様というわけではありません。最低時給をきちんと保証する農場も存在します。大切なのは、事前のリサーチと現地での即断即決、失敗しても諦めないことです。

私は最終的にメルボルン市内で魚の卸会社の仕事を見つけ、週48時間働いて手取り600ドルの安定収入を得られました。ファームで失敗しても、別の道はあります。本記事が、これからワーホリに行く人の参考になれば幸いです。所持金10ドルから魚の卸会社で安定収入を得るまでの詳しい経緯は、下記の記事をご覧ください。

メルボルンで所持金10ドルにまで追い詰められた1か月サバイバル記録


【免責事項】

本記事は、筆者が2018年10月〜11月に個人的に体験した出来事を記録したものです。

◆ 本記事は金融アドバイスではありません

  • 記載されている収入・支出は筆者個人のケースであり、一般的な基準や将来の収入を保証するものではありません。
  • ワーキングホリデーでの収入は、時期や地域、雇用主によって異なります。

◆ 本記事は労働法のアドバイスではありません

◆ 特定の国籍や民族を批判する意図はありません

  • 記事中の経営者やシェアハウスオーナーの国籍表記は、筆者が実際に経験した事実の記録です。
  • すべての同国籍の経営者が同様というわけでは決してありません。

◆ 本記事の情報に基づく行動の結果について

  • 筆者および当サイトは一切の責任を負いかねます。
  • 最新の情報や個別の状況については、必ず公式情報や専門家にご確認ください。

◆ 税率や最低賃金について

  • 記事中の税率や最低賃金は2017-2019年当時のものです。
  • 最新情報は各国の税務局・労働省のウェブサイトでご確認ください

参考リンク:

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