「オーストラリアのワーホリビザ代、また値上がりしたの?」
私も現地で資金計画の前提が崩れる怖さを味わった1人です。メルボルンで所持金が10豪ドルまで減ったとき、想定外の出費が積み重なることの重みを痛感しました。今回の改定でも、初回ビザで170豪ドル、セカンド・サードでは330豪ドルもの値上げです。
本記事では、2026年7月1日に施行されたビザ申請料と最低賃金の改定内容を一覧で整理しました。値上げ分を資金計画にどう織り込めばいいか、すでに渡航中の人が給与明細で確認すべきポイントまで順番に解説します。これから渡航準備を進める人は、資金計画を見直すきっかけになれば嬉しいです。
※本記事は2026年7月時点の公開情報をもとに作成しています。ビザ料金・最低賃金は今後変更される可能性があります。最新情報はオーストラリア内務省・Fair Work Commissionの公式サイトでご確認ください。
何が変わったのか【結論を先に一覧表で】

結論から一覧表で整理します。オーストラリア内務省とFair Work Commissionが、それぞれ2026年6月上旬に発表した内容です。
| 項目 | 2026年6月30日まで | 2026年7月1日から |
|---|---|---|
| ワーホリビザ申請料(417・初回) | 670豪ドル | 840豪ドル |
| ワーホリビザ申請料(セカンド・サード) | 670豪ドル | 1,000豪ドル |
| 全国最低賃金(時給) | 24.95豪ドル | 26.44豪ドル |
| 適用開始日 | — | 2026年7月1日 |
ビザ代は初回で170豪ドル、セカンド・サードでは330豪ドルの値上げです。一方、全国最低賃金は6%の引き上げとなっています。円換算額は為替レートによって変わるため、参考として1豪ドル=114円前後で計算しています。実際の負担額は渡航時のレートで確認してください。
ビザ申請料については情報源によって初回料金の数字に若干の差異が見られます。手続き直前には、必ずオーストラリア内務省公式サイトのVisa Pricing Estimatorで最新の金額をご確認ください。
ビザ申請料の値上げ詳細

2026年7月1日付けで施行した規定改定により、ワーホリビザを含むほぼすべてのビザの申請料が引き上げられました。ビザ申請料の値上げ詳細について、下記の3点を解説します。
- 初回ワーホリ(417)は670→840ドルに
- セカンド・サードは670→1,000ドルに
- 申請日基準の注意点
初回ワーホリ(417)は670→840ドルに
これから初めてオーストラリアへワーホリで渡航する人が対象です。差額は170豪ドル、日本円にすると2万円弱の上乗せになります。正直、金額だけを見ると「大きな痛手ではない」と感じるかもしれません。ただし、航空券や保険、当面の生活費など、出費が重なるタイミングでの170豪ドルは、資金に余裕がない人ほど響きます。
私自身、渡航前は1豪ドルの重みすら気にしていた時期があったので、余裕がない感覚は実感としてわかります。
セカンド・サードは670→1,000ドルに
農場などで働き、セカンド・サードビザへの切り替えを検討している人は、330豪ドル値上げされました。私自身、オーストラリアのファームで時給の安さに苦しんだ経験があるので、「延長のために払う金額」が上がることの重みはわかります。
申請日基準の注意点
料金は「申請がオーストラリア内務省に受理された日」を基準に適用されます。つまり2026年7月1日より前に申請を完了していれば、旧料金のままです。ただし、駆け込みで申請したからといって不備があれば意味がなく、申請料は不許可でも返金されません。
値上げによって申請1回あたりの重みが増したからこそ、書類の不備なく申請を通すことが大切です。自分で申請する自信がない場合は、留学エージェントのサポートを検討しましょう。留学エージェントの詳細は、下記の記事をご覧ください。
結局、資金計画にいくら上乗せすればいいのか

数字を整理すると、ビザ代の上乗せは初回で170豪ドル、セカンド・サードで330豪ドルです。一方、最低賃金の引き上げは時給で1.49豪ドルの増加なので、週38時間換算では週給ベースで約56豪ドルの収入増です。初回渡航なら渡航後約3週間、セカンド・サードなら約6週間ほど働けば、ビザ代の値上げ分はほぼ相殺されます。
ただし、渡航直後は仕事探しに時間がかかることも多く、「収入で相殺できるから大丈夫」と楽観視するのは危険です。初回渡航ならプラス170豪ドル、セカンド・サードならプラス330豪ドルを、資金計画に上乗せしましょう。資金計画について気になる人は、下記の記事をご覧ください。
ワーホリにいくら必要?資金調達と貯め方【所持金10ドルの失敗談】
最低賃金の引き上げ詳細

Fair Work Commissionが2026年6月2日に発表した内容に基づき、2026年7月1日から最低賃金が引き上げられました。最低賃金の引き上げ詳細について、下記の3点を解説します。
- 全国最低賃金は24.95→26.44ドルに
- カジュアル雇用の実際の時給目安
- いつから反映されるのか
全国最低賃金は24.95→26.44ドルに
時給ベースで1.49豪ドルの増加、週38時間換算では週給948豪ドルから約1,005豪ドルへの引き上げです。引き上げ率は約6%で、同時期のインフレ率とほぼ同水準とされています。最低賃金は、ビザの種別に関わらずすべての労働者に適用される下限であり、ワーホリビザ保持者も対象です。
カジュアル雇用の実際の時給目安
ワーホリで多いカジュアル雇用では、最低賃金に約25%のカジュアルローディングが上乗せされます。カジュアルローディングにより、実際の時給は30豪ドル前後になるケースも珍しくありません。ただし、雇用主や職種、労働協約の内容によって変動します。「必ず30ドルもらえる」と保証されたものではない点には注意してください。
実際の時給が適正かどうかは、Fair Work Ombudsmanのウェブサイトで確認できます。
いつから反映されるのか
新しい賃金基準は、「7月1日以降に始まる最初の給与計算期間」から反映される点に注意してください。隔週払いの職場では、自分の給与がいつの勤務分から新しい時給になっているのか、実際の給与明細で確かめておくと安心です。
所持金10ドルまで追い詰められた私が思うこと

金額より、「予定していた金額が急に変わる」という事実の方が、渡航前の人には重くのしかかります。私自身、メルボルンで所持金が10ドルまで減ったとき怖かったのは、「想定以上に資金が減っていく感覚」でした。ファームでの時給が想定より低く、生活費が想定より高く、気づいたときには身動きが取れなかったのです。
今回のビザ代・最低賃金の改定も、単体では致命的な金額ではありません。ただ、渡航前に立てた資金計画の前提が変わるという事実は、早めに知っておいた方がいいでしょう。「知らずに現地で気づく」のと「事前に織り込んで準備する」のとでは、心の余裕がまったく違います。
所持金10ドルまで追い込まれた詳細については、下記の記事をご覧ください。
メルボルンで所持金10ドルにまで追い詰められた1か月サバイバル記録
セカンド・サードを目指している人へ

セカンド・サードビザで滞在を延長するには、指定された地方エリアや農業などの業種で一定期間の就労が必要です。1,000豪ドルという申請料は、延長で得られる収入を考えれば十分支払えます。ただし、前提として「農場の仕事でちゃんと稼げること」が必要です。
私自身、オーストラリアのファームで時給の安さに苦しみ、破産寸前まで追い詰められた経験があります。地方就労は、資金計画だけでなく、労働環境も事前に確認しておくことが大切だと痛感しました。1,000豪ドルを払って延長する価値がある職場かどうかは、金額だけでなく実際の労働条件も含めて判断しましょう。
ファームでの体験については、下記の記事をご覧ください。
すでに渡航中の人が確認すべきこと

すでにオーストラリアで働いている人にとっては、最低賃金の引き上げは基本的に朗報です。実際に反映されるのは7月1日以降の最初の給与計算期間からです。まずは自分の給与明細を確認してみてください。最低賃金を下回っていると感じた場合は、雇用主に直接確認するか、Fair Work Ombudsmanに相談しましょう。
最低賃金はあくまで法律上の下限であり、実際の支払いが適正かどうかを自分の目で確認する習慣を持っておくと安心です。
よくある疑問

よくある質問について、下記の3点をお話します。
- 026年7月1日より前に申請していたら、新料金が適用されますか?
- 値上げは来年もまた続きますか?
- 日本人のワーホリ年齢上限(30歳)も変わったのですか?
2026年7月1日より前に申請していたら、新料金が適用されますか?
「申請が受理された日」を基準に適用されるため、7月1日より前に受理されていれば旧料金のままです。
値上げは来年もまた続きますか?
オーストラリアのビザ料金は原則として見直しが行われる仕組みになっています。今回が1度きりの改定と決まっているわけではありません。今後も変更される可能性がある前提で、資金計画には余裕を持たせておくと安心です。
日本人のワーホリ年齢上限(30歳)も変わったのですか?
一部の国籍では年齢上限が35歳に引き上げられましたが、日本国籍については18〜30歳のままです。「年齢上限が上がった」という情報を見かけても、日本人には当てはまらない点に注意してください。
まとめ

2026年7月から、オーストラリアのワーホリビザ代は初回で170豪ドル、セカンド・サードで330豪ドル値上げされました、最低賃金は26.44豪ドルへの引き上げです。金額そのものは渡航資金全体からすれば致命的な負担ではありません。
ただし、セカンド・サードの値上げ幅は約49%と決して小さくなく、渡航前の資金計画の前提が変わります。資金計画の立て直し方については、下記の記事で詳しく解説しています。
ワーホリにいくら必要?資金調達と貯め方【所持金10ドルの失敗談】
渡航後すぐに必要になる銀行口座の準備については、下記の記事をご覧ください。
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本記事が、これから渡航準備を進める人の助けになれば嬉しいです。
※本記事は2026年7月時点の公開情報をもとに作成しています。ビザ料金・最低賃金は今後変更される可能性があります。最新情報は必ずオーストラリア内務省・Fair Work Commissionの公式サイトでご確認ください。


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